VOS,No106

 運営諮問会議 [Back]

服部学長が「本学の教育の在り方について」諮問!!

 平成12年度運営諮問会議が1月24日(水)に本学マルチメディアセンターにおいて開催されました。
 運営諮問会議は,国立大学設置法の一部改正に基づき,平成12年4月から国立大学に設置されたもので,(1)教育研究上の目的を達成するための基本的な計画に関する重要事項,(2)教育研究活動等の状況について本学が行う評価に関する重要事項,(3)その他本学の運営に関する重要事項,について学外有職者の立場から学長の諮問に応じ審議を行い,必要に応じて助言,勧告を行うものです。
 本会議では,服部学長のあいさつ,出席者の紹介の後,会長に内藤喜之東京工業大学長を,副会長に生越久靖福井工業高等専門学校長をそれぞれ選出しました。
   引き続き内藤会長の進行により,飯田副学長から諮問事項である「長岡技術科学大学の教育の在り方について−時代を拓く指導的技術者の育成を目指して−」について説明があり,また,本学が直面する課題でもある個別の諮問事項として,将来計画委員会課題検討部会の教官から,(1)「外部評価を踏まえた今後の教育内容・方法」,(2)「実務訓練の在り方」,(3)「多様な入学者に対する教育上の対応」,(4)「高専教育との接続の在り方」について説明が行われました。
 これを受けて,会議では所定の時間を超過してなお,各委員から多方面にわたり参考となる意見や助言が多数寄せられました。
 内藤会長から,上記四つの諮問事項について,次回以降引き続き審議し,提言等を行っていく旨の発言がありました。


運営諮問会議委員
  東   実 (株)東芝常務
  井内慶次郎 (株)日本視聴覚教育協会会長
  大木 茂久 NTT(株)通信エネルギー研究所主幹研究員
副会長 生越 久靖 福井工業高等専門学校長
  小宮山 宏 東京大学大学院工学系研究科長
会 長 内藤 喜之 東京工業大学長
  西村 吉雄 (株)日経BP社編集委員
  野本 憲雄 新潟県教育長
  森  民夫 長岡市長
  吉田 精二 北越製紙(株)常務取締役
(五十音順,敬称略)
会議風景
長岡技術科学大学運営諮問会議には,次の方々が出席されました。
内藤会長 生越副会長 東委員 井内委員 大木委員 小宮山委員 西村委員
諮問事項
長岡技術科学大学の教育の在り方について
 -時代を拓く指導的技術者の育成を目指して-

(諮問事項に対する理由)
 本学の理念は人類の繁栄に貢献し得る新たな技術の開発と,これを担う実践的・創造的能力を備えた指導的技術者を育成することで,社会に開かれた大学として機能することが使命である。この使命を達成するために技術科学(技学)を標榜し,昭和51年の創設以来今日までその社会的使命の達成に努めてきた。
 しかし,国際化の進展や産業構造の変化,関連する大学審議会答申,学校教育法の改正などの状況変化だけでなく,他の大学工学部の3年次編入学定員の急速な拡大や高専専攻科の設置など,本学を取り巻く環境変化にも著しいものがある。大学創設の理念を堅持しつつ,大学院修士課程までの一貫教育体制を持つ本学を,このような状況変化に対応し,どう改革していくかが,今最も重要かつ緊急な問題であると認識している。
 時代に対応した指導的技術者を育てるための教育上の問題については,学内的には教務委員会の中に教務事項検討部会を設け,今後の教務事項の改革についての答申を求めている。この検討部会からは既に中間まとめに関する答申を得ているが,この答申に対し広く学内意見をも求め,最終答申に向けた作業を行っている。これは開学以来の大きな変革であり,21世紀四半期の本学の命運にも関わりのある重いものになると考えている。
 今回は,上述のような状況に加え,自己点検・評価と外部評価,さらにこれをベースに外部評価委員と海外の状況を知る外国の大学教授を招き,本学教官の参加を得て行った昨年の「教育の現状と将来についての外部評価シンポジウム」をも踏まえて,本学の今後の教育のあるべき姿について諮問しようとするものである。
 特に次の4事項を個別の諮問事項としたい。
(1)外部評価を踏まえた今後の教育内容・方法について
 自己点検・評価を行うにあたり,本学修士修了生とこれを雇用している企業に求めたアンケートから本学の修了生の特長と弱点が浮かび上がってきた。ここではこのような特長をさらに伸ばし,弱点を補おうとするカリキュラム等について意見を求めたい。
(2)実務訓練の在り方について
 開学以来取り組んでいる本学独自のインターンシップである実務訓練は,自己点検・評価の結果,明らかにできたように,極めて教育効果の高いものであると認められるが,さらに国際的に通用する技術者を育てる観点から海外での有効な実務訓練並びに大学院における実務訓練の導入等について意見を求めたい。
(3)多様な入学者に対する教育上の対応について
 本学の入学者は,高専卒業生を主体とし,工業高校卒業生,普通高校及び短大の卒業生,さらには最近では各種専門高校をも含み,社会人入学や留学生入学等も積極的に推進してきた。来る4月からは,マレイシアからのツイニングプログラムに基づく,2年次学生の受入れも行われることになっている。これらの多様な入学者に対応する教育体制及びカリキュラム整備の在り方について意見を求めたい。

(4)高専教育との接続の在り方について
 本学の開学当初と異なり,ほとんどの大学が高専卒業生に対する編入学定員枠を持つようになっているが,本学の主要な入学者は依然として高専卒業生である。高専の専門教育を生かした複数専攻制(例えば主専攻,副専攻制)などの検討,日本技術者教育認定機構(JABEE)による基準と関連した教養教育の在り方,さらに高専専攻科修了生の受入れ等について意見を求めたい。
服部学長のあいさつ
飯田副学長による諮問事項の説明