VOS,No.107

 市民と技大 [Back]

初心者パソコン教室
鈴木  泉
(経営情報系 助手)

 去る3月3日,4日の2日間,深才地区在住の一般市民の方々を対象に,本学の主催で「初心者向けパソコン教室」が開催されました。受講希望者が多く,定員が15名であったのですが,今回受講できなかった方々には6月に改めて講習を実施するという盛況振りでした。
 パソコンやインターネットは今や生活の中に完全に浸透したと言われますが,これらに実際に触れる機会の少なかった方々が少なくないのも事実です。こうした方々に是非一度パソコン,インターネットを体験していただき,これらを始めるきっかけとなって頂ければという,同公民館長さんをはじめとする皆様の強い要望から今回の講習が実現しました。受講者の年齢層こそ様々でしたが,わずか8時間の短い講習が終了するまでに,インターネットから必要な情報を効率よく検索し,それらをパソコン上で写真や図表を交えた文書にまとめるといった,初心者には難しいと思われた課題を全員が難なくこなしてしまいました。
 こうした一般市民を対象にした講座は,大学をオープンにするという立場からも,今後もより充実させて行くべきものと思われます。また,通常の講義への一般市民の聴講,小中学生の本学への社会科見学といった取り組みも可能と思われ,これらは学生たちに対する良い刺激ともなるでしょう。


「宇宙から地球を見る」という話をして
向井 幸男
(環境・建設系 教授)

 私は5月の技術開発懇談会で「宇宙から地球を見る」という題で話をしました。私は去年の4月に技大に来たのですが,それまで,(財)リモート・センシング技術センターというところで,衛星から地球を観測したデータを,土地利用状況調査,森林資源管理,植生分布や環境調査,資源探査および海面温度分布把握など,色々な分野に応用するための技術開発の仕事をしてきました。技術開発懇談会では衛星による地球の観測方法とそのシステム,観測データの入手方法や現在の利用状況などについて紹介しました。懇談会の後,衛星データの価格についての質問がありました。現在は1シーン数十万円というオーダーで比較的高く,これが利用妨げの一因ともなっています。会場で待っていると,かなり年をとっているが,派手に着飾った女性が一番最初に来て,この人が宇宙に興味を持っていて,一寸前にアメリカに宇宙を体験するツアーに行ってきて,無重力も体験してきたとのこと。「今日は楽しみにしてきました」などと言われたが,期待にこたえることができましたかどうか。また参会者は,割合年齢が高そうな人が多く,長岡の人は熱心だなと感心しました。長岡や新潟地域の衛星観測データの実利用例を幾つか紹介できれば,もっと興味を持ってもらえたろうと思いました。その意味で,これからこちらの地域に密着した研究テーマを見つけて,研究を進めていきたいと考えています。