VOS,No.107


 特集:世界が近くなる [Back]

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留学生に学ぶ

佐藤 英哉
(情報制御工学専攻3年)

 私の所属する研究室には中国からの留学生が3人います。中国といえば同じ東アジアの国であり,最初は考え方に大きな違いがあるとは思っていませんでした。しかし,実際に研究室での生活を始めてみると,様々なところで考え方や感覚の違いに驚かされ,接しにくいと感じたこともありました。何とか少しでも理解しようと同学年の郭さんと毎日のように話しましたが,言葉の問題もあり,最初のうちは意見の衝突が多くなってしまってなかなか理解し合えませんでした。結局少し理解できたかなと思えたのは半年以上後のことでした。最近でも時々意見が衝突しますが,初めて会った2年前とは比較にならないほど理解し合え,現在郭さんは私にとって,とても大切な友人の一人となっています。

平成13年3月大学院修了式で(筆者は一番右)

 これまでのことを振り返ってみたとき,理解しようとすることをあきらめないで,本当に良かったと思います。誰かを理解するには時間が必要であり,これには国の違いは関係ないと思います。特に留学生の多い本学で学ぶ私たちにとって,国際交流とは決して遠くにあるものではなく,むしろ本当に身近なことなんだということを私と接してくれた留学生たちは教えてくれました。
 私は本学大学院に入学し,留学生の方々と出会え,共に生活し,勉強する機会を得たことを本当にうれしく思い,感謝しています。