VOS,No.108


 特集:ものづくりの魅力 [Back]

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経営情報系のものづくり

吉田 富美男
(経営情報系 助手)

マレーシア国家英雄記念碑前にて(筆者:右)

 経営情報系の二つのキーワード。「経営」と「情報」はともに現代社会の基盤といえます。この2つは社会の様々な分野と結びつき,その潤滑油として働くときに最も効果が現れます。
 ですから,私たちが伝えたいのは,モノの作り方ではありません。いわれたモノを決められた手順で作るだけでは,常に変化し続ける社会や環境の潤滑油になることなどできないからです。その意味では,私たちが伝えることは,モノを作る楽しみですらないのかもしれません。モノを作り出すのは確かに楽しいことですが,潤滑油はうまく働いてこそ初めて意味を持ちます。
 本当に私たちが皆さんに伝えたいもの。それはモノとモノを結びつける絆を作り出す楽しさです。どんなヒトにもそしてどんなモノにも長所と短所があります。短所はそれだけ見れば不要に見えます。しかし,パズルのピースがうまくかみ合うように,何かとうまく結びついたとき,今まで欠点と思っていた性質が実は必要不可欠な特性だったことに気がつくことがあります。私たちが育てたいのは,そういったものごとの本質を見つけ出し,その絆を作り出す楽しさを知っている人材です。関連するものごとの本質を見つけだし,どうすればそれを生かせるか?経営情報系ではそういったものづくりを目指しているのです。