VOS,No.109

 市民と技大 [Back]

0 ながおか市民大学
ながおか市民大学とは………
研究協力課

 ながおか市民大学は,平成8年4月に長岡市教育委員会が,市民の生涯学習活動の高まりの中で,広く市民の参加を受け入れる総合講座形式の事業を展開していくことを目的として開設したものです。すなわち,市民の高度で専門的な学習要求に応えるため,市内の高等教育機関等と連携することにより,学習内容を選択できる体系的な学習活動の場を長岡市民に提供することを目的としています。運営委員会は,本学をはじめ長岡造形大学,長岡(短期)大学,長岡工業高等専門学校,長岡市中央図書館,長岡市科学博物館の6機関および市民代表で構成されており,長岡市の生涯学習活動に協力する形で各機関が講座を担当し開設しています。
 本学では,公開講座や技術開発懇談会などを主催し市民の啓蒙に当たり,地域連携の効果を上げておりますが,それとは別に,長岡市に協力する立場から,ながおか市民大学に本学の先生方の御協力で,比較的専門的でない一般市民向きの講座を中心に講座の開設に協力してきました。平成13年度の講座数は17講座で,本学は3講座を担当し,講座名等は下記の表のとおりです。

 ながおか市民大学も7年目を迎え,今後は講師を養成し,ボランティア活動あるいは地域通貨を授業料とするような定常的なシステムを創ることを目指しています。本学としては,ながおか市民大学に積極的に協力・参画して,一般市民とのつながりを強めることにより,長岡技術科学大学の地域社会における存在意義を高めることができるものと考えられます。
(文責:ながおか市民大学運営委員野坂芳雄)

講 座 名 内   容 講   師
4学連携講座
 「長岡の伝統的技術、独創的技術を語る」
パネルディスカッション講義 機械系 高田(孝)教授
情報社会を読み解く12講 講義12コマ 経営情報系 根木教授他10名
初心者フランス語講座 講義12コマ 語学センター 稲垣教授


初心者フランス語講座を担当して
稲垣 文雄
(語学センター教授)

 9月から11月にかけて,ながおか市民大学「初心者フランス語講座」を担当しました。週1回,午後7時から8時40分まで,全12回の連続講義でした。募集定員30名を2割ほど上回る方が登録し,毎回平均して27名前後が出席しました。中央公民館の担当者の話では,大変よい出席率だそうです。受講者の年齢層は20歳代から60歳代で,男性も2割以上を占めていました。皆さん熱心にノートを取り,積極的に質問をする等,充実した講義でした。
 多様な受講者に対して,飽きさせず,脱落者を出さず,多少とも実用に役立つ初歩的なフランス語を限られた時間で教授するという条件を満たすため,12回分のオリジナルテキストを作りました。仕事等で前回欠席した受講者がいることを考慮して,毎回,前回の復習から始めました。講座終了後市の担当部局から送られてきた,受講者の感想・要望等をまとめたものによると好評でしたのでほっとしました。この成果は,本学の今後の講義に生かすつもりです。
 今回の市民大学の講義は昨年に次ぐものです。昨年はフランスを中心としたヨーロッパ文化について3回講義しましたが,今年は,市民からの要望が多く寄せられているので,フランス語講座を開講してほしいという要請が市からありました。本学は,公開講座の開講はもちろん,工学分野の様々な協力関係を通じて地域に対する貢献活動に積極的に取り組んでいますが,地域の企業,技術者,実業界の人々との交流にやや傾斜しているようです。一般市民の方々から,遠い大学だというイメージを持たれないように,少しでも「ソフトな貢献」のお役に立てたとすれば幸いです。