VOS,No.109

 卒業生だより [Back]

コミュニケーションの大切さ

藤井 英夫
勤務先: 松下通信工業株式会社
(平成10年3月 電気・電子システム工学専攻修了)
会社の仲間と(筆者は中央上)

 長岡を離れて,約4年がたちます。あっという間に時が過ぎた感じがします。何を書こうかと思ったのですが,私の現在の仕事と,社会人になって感じたことについて書きます。
 現在の仕事は,移動体通信に関する研究開発です。学生時代にも同様の研究を行っていたのですが,大きく違う点が1つあります。それは,シミュレーションによる検討ではなく,実際にハードを作り,検討を行っている点です。そのため,基板,測定器や回路図に囲まれ,仕事をしています。ハードによる検討は,理論通りにはなかなかいかず,日々勉強の毎日を送っています。
 次に,社会人になって感じたことについてです。一番感じたことは,人とのコミュニケーションの大切さです。仕事は,一人だけではできませんから,周りの人と協力して進めていかなくてはなりません。そのため,社会人(技術者)に求められる重要なことの一つとして,自分をしっかりと持ちつつ,かつ周りの人とのコミュニケーションがしっかりととれることだと,私は感じました。
 最後に,学生の皆さんに一言。今のうちに,やりたいことをやって,いろいろな経験をし,また,いろいろな人といろんな話をしてみて下さい。きっと,後になって,やってよかったと思える日がくると思います。


大学教員として

上原子 晶久
勤務先: 弘前大学理工学部地球環境学科
(平成13年3月 材料工学専攻修了)
新しい教官室にて

 私は,平成13年の3月に博士後期課程を修了し,同年5月より弘前大学に助手として採用されました。私は青森市出身で,偶然にも故郷に職を得てUターンしてきたわけです。私の所属する理工学部は,旧理学部が1997年10月に改組になって誕生した学部です。理工学部の歴史としてはまだ新しく,平成14年3月に弘前大学理工学部としての第一期生を社会に送り出します。学部校舎の新築・改修工事も平成13年10月にようやく竣工し,私は現在,改修後の新しい教官室で仕事をしております。(詳しくは,弘前大学理工学部ホームページhttp://www.st.hirosaki-u.ac.jp/を御参照下さい。)
 つい半年前まで学生だった私が,今度は教官として大学に勤務する訳で,赴任当初は戸惑いの連続でした。未だに,学生や事務官からは「先生」と呼ばれると気恥ずかしい思いをしています。かつて「総理と呼ばないで」というテレビドラマがありましたが,「先生と呼ばないで」という感じです。余談はさておき,近年,独立行政法人化など大学を取り巻く状況は厳しいものがあるようです。同僚の先生からは,大変な時代に大学教員になりましたね,と良く言われます。しかしながら,苦しい時にこそ真価を問われるものです。このことを忘れずに,これからの研究・教育活動に精励したいと考えております。