VOS,No.111

 特集/新入生歓迎!! [Back]

先輩より新入生へのメッセージ
「新入生へ」
外 川 陽 一
(機械システム工学専攻1年)


 新入生の皆さん,御入学おめでとうございます。
 ところで,皆さんはどのような魅力を感じてこの大学に入学されたのでしょうか?逆に僕がこう尋ねられたとしたら,僕はこの大学の大きな魅力の一つとして「実務訓練」を挙げたいと思います。
 今回僕は,タイで実務訓練を行うことができました。タイでは,現地の大学で1ヶ月間のタイ語の語学研修,そして5ヶ月間企業で研修を行いました。タイに来た頃は,言葉がわからず不安だったのを覚えています。しかし今では,タイ語でタイ人の方と話をすることもでき,自分でも驚いています。実務訓練では自分の知識の無さを痛感しましたが,このことで,修士課程での研究意欲が高まりました。
 そして企業で働くこと,外国で生活することについての考え方が,良くも悪くも変わったように思います。
 タイでの半年間の生活と実務訓練を通して感じたことは,修士での研究,そして今後の自分の人生において,非常に貴重な経験になると思っています。
 そしてこれはほんの一例にすぎません。他にも様々な経験をすることができるでしょう。また,人生の中でこれだけ時間があり,様々なことに挑戦することのできる期間というのはあまりないと思います。
 皆さんも,勉強,遊びにと楽しい大学生活を送ってください。


「新しい大学生活のために」
小 原 達 也
(電気・電子システム工学専攻2年)



本人は右端

 新入生の皆さん,御入学おめでとうございます。皆さんの中には,これから始まる生活に胸躍らせている人や,不安でいっぱいの人もいると思います。そこで,技大で3年間過ごした経験をもとに,新入生の皆さんにアドバイスをさせていただきます。
 まず友人を作りましょう。技大には変わり者?が集まります。出身地も様々であれば,考え方もまたいろいろな人がいるので,自分の視野を広げるための良いきっかけにもなります。研修合宿やサークルなどで積極的に交友関係を広げて,たくさんの友人を作ってください。
 次に,いろいろな経験を積みましょう。学生の本分である勉学も大切なことですが,それだけに偏らず,何事にも挑戦して経験を積むことが大切なことだと思います。もちろん,挑戦すると大抵の場合,失敗しますが,経験がなければ失敗するのは当たり前です。私は『学んで学ぶ(Learning by Learning)』のではなく『やって学ぶ(Learning by doing)』ということが大事なことだと考えています。
 大学は基本的に自由なところです。つまらない講義を抜け出すのも皆さんの自由です。しかし,自由は義務の上に成り立っていることを忘れず,一人の大人として責任ある行動をして下さい。そして,今だからできること,やるべきことを見つけ,これから始まる大学生活を有意義なものにしてください。
 皆さんの御活躍を期待しています。


「ようこそ技大へ!!」
井 上 賢太郎
(材料開発工学課程4年)



筆者手前中央左,クラスの飲み会にて。

 新入生の皆さん,本学への御入学おめでとうございます。中にはこの雪深い地方都市,長岡に初めて来て戸惑ってる人も多いかと思います。道路の中央からは水が噴出し,住民は平気で道路に雪を掻き出す。道路はぬかるみ歩行困難。夏暑く冬寒いという極めて過酷な気象条件,阿鼻叫喚(あびきょうかん)の様相を呈する物理実験。ハイテンションで責めてくる,第二食堂の笑顔が素敵な店員さん。これから皆さんを数々の困難が待ち受けていると思います。僕も入学した当初はこれらに圧倒され,愚痴ばかりこぼしていました。最初慣れない間は正直言って辛かったです。でも皆さん心配は無用です。数々の困難もお互いに励まし合う友達がいれば必ず乗り越えられます。勉強面でも生活面でも友達は多ければ多いほど頼りになると思います。友達を多く作るためにも是非,部活や技大祭などに積極的に参加してみてください。高専から編入してきた人は,始めは一年生から上がった人たちとなかなか馴染めないのではないかと思います。しかし,それは一年生から上がった人たちも一緒です。是非,積極的に話しかけてみてください。この大学で2年間過ごしてきた彼らは必ず心強い味方になるはずです。最後に,勉強と遊びのメリハリをしっかりとつけて,実りのある大学生活を送ってください。


「新入生の皆さんへ」
齋 藤 加奈子
(建設工学課程4年)


 新入生の皆さん,御入学おめでとうございます。
 「大学」という場所は,私の勝手なイメージではありますが,高校あるいは高専と違い,華やかで楽しい,簡単に言えば「遊べる」場所だと思っていました。ところが,正直厳しくつらい場所でした。より専門科目に興味を持ち,集中して勉強しなければならないことに気付きました。将来のためにも,これから頑張って勉強してください。
 つぎに,大学へ入って初めて「一人暮らし」をする人も多いと思います。私は一人暮らしを始めてこの春で5年目になります。それに,ここ長岡に来て7年目でもあります。その一人暮らしを始めて思ったことは,「一人の時間」と「友達と遊ぶ」重要さに気付いたということです。ぜひ,学校やアルバイト,あるいはこれら以外の様々な場を通して,気の合う友達をつくってください。
 最後に,私はここ長岡が大好きです。住み始めたころは,夏は暑く,冬は雪が多いこの土地があまり好きではありませんでした。しかし,学校やアルバイトなどを通し,様々な人と出会い,現在では毎日が楽しみです。1日が短過ぎるくらいです。学生のうちは,勉強が一番かもしれませんが,その学生のうちにいい人間関係を作り,毎日を楽しんでください。


「成長を実感する瞬間」
永 畠 秀 樹
(情報・制御工学専攻3年)


 新入生の皆さん,入学おめでとうございます。私は技大で修士を修了後,石川県の農業総合研究センターで水稲栽培や育種研究を行っています。そして,社会人入学の枠で4月から技大生に戻ります。新入生の皆さんに,卒業生の一人として,また同じ新入生として,メッセージを送りたいと思います。
 これから始まる技大での学生生活において,常に未知の対象に興味を持ち,考え,理解し,自己を成長させることに努めてください。社会は目まぐるしく変化しており,この波に柔軟に対応できる創造力豊かな人材を求めています。自分の成長を実感できる瞬間は何事にも替えがたい充実感の得られる時です。
 新しい世紀に入り,社会では様々な分野を融合した新しい技術開発が進められています。私の仕事である農業分野においても,動植物の遺伝子やタンパク質の情報をもとに,生命現象をコンピュータ上で再構築し,アプローチする技術が注目されています。この技術により今すぐに農業が根本的に変わる訳ではありませんが,今後の生命科学の中心になる種子はもう,芽生え始めているのです。
 技大には多岐に渡る研究領域があり,分野の垣根を越えてカリキュラムが設定されています。すなわち,自分の専門だけでなく他分野にも積極的にチャレンジする環境が準備されているのです。ともに一人の技術者・研究者として,次代を先導するプロデューサー,クリエイターを目指して頑張りましょう。