VOS,No.112

 特集/世界から・世界へ―新しい国際交流― [Back]

留学生センターが設置されました
高 田 孝 次(留学生センター長 教授)


 本年4月,本学に留学生センターが設置されました。同時に留学生課が設けられ,事務部門も強化されました。これまで,大学の国際化・国際教育協力の一環として開発途上国からの学生を中心に積極的に留学生を受け入れてきた本学にとって,このような留学生教育研究体制の充実は大変喜ばしいことであり,設置に向けて尽力された関係各位に深く感謝いたしたいと思います。
 国立大学の留学生センターは平成13年度までに37大学に設置されており,14年度は本学を含め新たに9大学に設置され,合計46になりました。本学の留学生は,開学以来蓄積された技術教育の実績と有形無形の特徴ある教育研究資源・環境の中で勉学しておりますが,留学生センターでは,留学生が本学の技術教育の特徴をより一層,着実かつ効果的に享受し,満足度の高い留学成果を得られるよう,必要な活動を研究し展開していきたいと考えております。
 留学生センターの基本的な業務としては,
(1)留学生に対する日本語・日本事情の教育と研究
(2)留学生の大学院入学前予備教育(他大学の大学院へ入学する留学生を含む)と研究
(3)留学生の修学上及び生活上の指導助言と地域交流の推進
(4)海外留学を希望する学生に対する助言と支援
などがあります。これらの業務を実施するための教官陣容は,センター長(併任),日本語・日本事情担当の教授,助教授,大学院入学前予備教育担当の教授,助教授,留学生指導担当の教授,及び外国人留学生研究指導教官(兼任)となっております。
 留学生センターの当面の課題として,上記の基本業務の充実とともに,より多くの優秀な留学生の獲得を挙げたいと思います。特に,これまでの本学の国際協力の実績と今後の日本の産業の展開方向,さらには,本学の限られた教育研究資源を最大限に活用する観点から,アジア諸国からの留学生受け入れに重点を置くことを考えております。このための具体的方策として,
・協定大学との短期留学プログラムの開設
・日韓理工系留学生プログラムへの参加
・帰国した卒業生,修了生のネットワーク形成
に取り組みたいと思います。
  留学生に対する技術教育は,グローバル化する世界の中にあって,科学技術立国の基盤を人材の面から形成・強化するという意味において極めて効果的であり,ますますその重要性が増しております。同時に,日本人学生の国際感覚の養成にも資することは言うまでもありません。アジア諸国の指導的技術者養成が,将来,本学の,ひいては日本の貴重な人的財産を形成することを願い,留学生センターはその教育研究活動の一翼を担いたいと思います。皆様のご支援・ご協力をお願い申し上げます。

センター長・教授
 高田孝次
  助教授 
加納 満
  講師 
永野建二郎
  講師(兼)
上村靖司
  講師(兼)
木村宗弘
こんにちは,留学生課です
 

 本学では,留学生の受入数の増加に伴い,複雑化する厚生補導への対応が要求されています。
 また,教育研究等の相談も個別化・専門化し,従来にも増してきめ細かい対応が求められています。
 このような状況に対応するため,平成14年度において教務部に留学生課が新設されました。
 留学生課は,留学生センター設置と同時に,留学生関係の事務組織として設置されたものであります。今後は,留学生センターと有機的な連携を図り,留学生に対する対応の一元化を目指し,留学生の受入れから帰国までの一貫したフォロー体制を確立するとともに,大使館推薦の国費留学生等の入学前予備教育や,短期留学生対応のプログラムの企画運営等の新たな業務を担当していきます。留学生を通じた本学の国際交流をより促進するために,スタッフ一同が力を合わせて業務に取り組んでいきたいと思います。