VOS,No.113

 市民と技大 [Back]

地元懇和会
地元懇和会を迎えて
高 頭 清 雄 (地元懇和会 会長)

 長峰の丘に,社会的要請にこたえるため,昭和51年に長岡技術科学大学が開学し,昭和54年に地元懇和会が発足しました。
 それ以来,大学と地元との関係が密接になると「形がい化」に陥りやすい傾向に配慮しています。
 会の運営には事務局や大学の役員の御援助をいただき,地元からは,長岡市長を筆頭に地元市議会議員や各組織の代表から選出された役員が出席しています。
 大学側の説明は,学長の方針,担当者の産学連携,地域の活性化,交流フェア等々と,文科省が提唱する「大学構造改革の方針」を先どりしたビジョンであります。
 あえて,激流の中に身を投じる覚悟がうかがわれる真摯な行動に対する熱意に感銘いたします。
 地元では,通学路の整備,職員との交流,文化活動等に理解を深め,特に学生宿舎や留学生のホームスティ等々で,国際的友好の種をまき,結実の結果にとらわれず,いろいろな面で若い感性を受け入れ「恋人のような深才」で慕わしい友情を目指しています。
 さらに,大学を卒業し,古巣の大学や地元を訪問した場合,心より受け入れる体制づくりを整備し,福祉や環境の面でも豊かさを実感できる施設が肝要です。
 テレビで放映のプロジェクトXの独創的な職人の生き方と,大学の基本理念“独創力の増強”,“考え出す大学”の目標
地元懇和会にて(筆者は中央)
を重ね合わせると,伝統の礎から最先端の技学に肉迫する鋭さに感嘆いたします。
 地元懇和会の足跡を評価し,大学からの恩恵に甘んずることなく,地元の課題を深刻に受け止め,地元の誇れる環境を再確認して,大学を核に役割を担う意識の変革を目指して,可能性を探り行動をとおし,魅力あふれる,独創的な住みよい古里づくりを構築したいものです。
「国際親善交流の夕べ」
「国際親善交流の夕べ」
アルバイン・ビン・ジャファー (創造設計工学専攻1年)

 6年ぶりに私は日本にやって来ました。平成6年,長岡技大を卒業し,会社に入り,技術者としてマレーシアに戻りました。その日から振り返ると長岡の町,または大学の建物は大きく変化しました。長岡の駅の近くでは地下駐車場,市民センターなど,本学ではセコムホールや環境棟など が立派に建てられました。本年4月,本学に留学生センターが設置されました。長岡技大にはたく さんの留学生がいます。アジア諸国からヨーロッパまでの留学生達が勉強しながら,国々の文化などを市民の皆さんと交流しています。先日,
私と才津町の皆さんとの合同演奏(筆者は右端)
7月27日に市民の人々が深沢町,才津町から,長岡技大の留学生達と一緒に参加して「国際親善交流の夕べ」のテーマで催しが行われました。その日,それぞれの留学生達が国の有名な料理を作って,国の紹介をやりながら料理を市民の人達に食べてもらいました。皆が海外の料理をはじめて体験し,アトラクションを見ながら喜んで過ごしました。これからも長岡技大の留学生達と市民の人々との間で新しい国際交流がますます増えて行くと感じました。

長岡まつり
長岡まつり前夜祭“大民踊流し”
 8月1日の長岡まつり前夜祭“大民踊流し”に,白地に水色の裾模様,涼しげな色調の揃いの浴衣で,本学は総勢136名が参加しました。学生,教職員はもとより,今年はオープンハウスで来学中の高専生の当日とび込み参加もありました。
 当日は夕方から雲が出ていくぶん涼しくなったものの日中の暑さが残る中,参加者達は事前に行った4日間の踊りの練習成果を長岡市大手通りでいかんなく発揮,「長岡甚句」「大花火音頭」を元気いっぱい踊り,沿道から喝采をあびました。
 踊り終えた参加者達は「良い思い出になった!」と,満足そうな表情でした。
大民謡流し
踊りの練習

長岡まつりに参加して
「盆踊りのリズムの中に…」
佐 藤 啓 介 (材料工学専攻3年)
研究室のみんなと(著者は下段右から3人目)

 8月1日の長岡まつり第1日目に長岡駅前で民謡流しが開かれます。本学からも毎年100名前後の学生や教員などが参加しています。参加する顔ぶれも様々で,サークルや研究室,また,ただのお祭り好きといった人が集まります。
 かく言う私も研究室の友人と参加したのをきっかけに今年ではや3年目,ようやく踊りの流れをつかんできたように思えます。初めの年は,小学校の運動会以来の久々に踊る盆踊りでリズムをつかむのが大変でした。一歩目は左足(!?)なんて考えながら踊っていたのですが,年々踊りが板についてきたというか,体が勝手に動いてくるようになり,盆踊りのリズムに日本人らしい心地よさを感じられるようになりました。
 しかし,周りの団体を見ると流石にうまい!技科大の踊りと比べると雲泥の差でした。来年はもう少しうまく踊れるようになることが個人的な目標です。