VOS,No.114

 特集/技大と高専 [Back]

各系の高専とのつながり
非線形・線形情報処理シンポジウムを開催して(高専情報系―長岡技大情報系連携強化に向けて)
中 川 匡 弘 (電気系 教授)

 去る11月25,26日の2日間に亘り,高専情報系―長岡技大情報系連携強化事業の一環として,“非線形・線形情報処理シンポジウム”を本学(マルチメディアセンター(講演会場),セコムホール(ポスター会場))にて開催した。本シンポジウムの開催主旨は,上記の高専―技大間の連携強化に加え,情報創生に関連する非線形カオス現象の研究分野と画像符号化,情報通信,VR,色彩工学をはじめとする広い意味の情報処理分野に携わる教育・研究者に研究発表を通じて交流の場を設けることであり,関連分野でご活躍の高専の教官(招待講演:10名)にご講演をお願いした。さらに,上記の講演に加え,カオス制御に関する基調講演(引原隆士先生:京都大学)と本学の学生を中心とした33件のポスター発表を企画し,2日間で延べ95名の教官及び学生に参加していただき大変盛況であった。(写真1,2)
 また,本学電気系情報通信システム工学講座からのポスター発表に加え,同系電子デバイス・光波エレクトロニクス工学講座や経営情報系からの参加・発表もあり, 発表内容も情報に関連した多岐に亘る多彩なものとなり, 学生間の異文化(?)交流並びに教育の面からも大変有意義であったと思われる。
 なお,開催前に予想していたことではあるが,今回のシンポジウム開催を通じて,高専―技大間のより一層の連携強化の必要性を改めて痛感させられた。とりわけ,懇親会の席(写真3,4)での本学OBを含む高専教官からの貴重なご意見・助言を参考にしながら,今後こういったシンポジウムを引き続き定期的に開催したいと考えている。
 最後に,本シンポジウム開催に際して,ご援助いただきました長岡市商工部,電子情報通信学会信越支部,並びに,本シンポジウム運営に関しまして多大なるご協力をいただきました本学関係各位の皆様にこの場をお借りいたしまして心より深謝申し上げます。
写真1 ポスター会場にて
写真2 ポスター発表の光景(セコムホールにて)
写真3 懇親会にて(左から,黒木先生(久留米高専),三好先生(神戸高専),栗本先生(木更津高専),大野先生(豊田高専))
写真4 懇親会にて(左から,津元先生(詫間電波高専),岩橋先生(本学電気系),引原先生(京都大学),大石先生(本学電気系))
化学系の高専との研究交流
藤 井 信 行 (化学系 教授)

 化学系では,過去に夏の高専交流集会で本学及び高専教官によるポスター研究発表会を何回か企画したことがあります。また,セコム財団資金による本学科学安全推進機構の高専共同プロジェクトとして,平成9年:小林高臣助教授―岩田実教授(長岡高専),10年:村上能規助手―石田博樹教授(長岡高専),11年:野坂芳雄教授―内田修司助教授(福島高専),12年:西口郁三教授―粟野一志教授・鈴木秋弘助教授(長岡高専)のグループが安全に関連したテーマで研究交流を行っています。また,平成11年から開始したオープンハウスに化学系も積極的に対応し,4年間で延べ42名の高専生を引き受けています。
オープンハウス後の一こま,神戸市立高専生と研究室学生達(平成13年8月)(筆者は前列右)
私の研究グループもここ3年で神戸市立,福島,新居浜高専から6名を引き受け,好評でした。 終了後には打ち上げ会を開き大いに盛り上がりました。(写真)
 今年は高専向け広報活動の一環として,高専対応経費の半分を用いて高専教官を招へいすることとし,あわせて研究交流も行うことで,高専との関係をさらに深めることにしました。今年度招へいに応じて頂いたのは共同研究等で系教官と個人的につながりのある,菅原晃教授(鶴岡,有機合成化学),斉藤保夫教授(茨城,触媒化学),阿久沢昇教授(東京,無機材料化学),小倉弘幸教授(鈴鹿,電気化学),泉生一郎教授(奈良,工業物理化学),米光裕教授(和歌山,生物有機化学),国府俊則教授(都城,無機材料化学),渡辺昭敬助教授(神戸市立,工業物理化学)の8名の先生方です(カッコ内は高専名,専門)。