VOS,No.115

 贈る言葉/卒業・修了にあたって [Back]


VOSの精神を磨きましょう
海野 骰ニ(環境・建設系長)
 卒業・修了おめでとうございます。諸君の多くは,実社会に旅立つことへの期待に胸を膨らませていることでしょう。
 バブル景気の崩壊で,我が国は景気低迷からなかなか抜け出せませんが,これは不動産不況だけではなく,日本の所得水準が実体を越えて先進国の中でも上位にまで騰がってしまったことや近隣アジア諸国の工業化が進んだといったグローバルな経済環境の変化に起因しています。
 このような環境下で,諸君が所属することになる企業等は傘下の技術者に何を求めるのでしょうか?市場競争にうち勝つための独自技術の開発が勿論重要ですが,組織運営上からは,発想の転換による仕事の進め方の見直しや既存技術の改良によって,生産コストを更に下げる工夫などでしょう。
 諸君は,初めのうちは,組織の目的にあった行動態様を理解し,職務知識を身につけ,命じられた業務を着実迅速にこなすことが求められます。つまり,VOS精神の内のServicesの発揮を期待されるわけですが,中堅になるにつれ,上述の要求を具現化するためのOiginalityの発揮や新事業・改革改良等を実行し軌道に乗せるためのVitalityが必要とされるでしょう。Oiginalityの涵養には,原則の理解と実現象の正確な認識(観察)が欠かせません。Vitalityは強い熱意と人の環(わ)から生まれるでしょう。
 諸君のご健闘を祈ります。



ぶち楽しかった
五十部  豊(環境システム工学課程)
 2年前長岡に来た時は,2年間なんてあっという間だろうと思っていましたが,本当にあっという間に過ぎてしまい今振り返ってみるとやりたいことは特に何もできなかったように思いますが,2年間の大学生活は充実したものだったと思います。
 まず,野球部に入ったことが私の大学生活を楽しいものにしてくれた1番の理由だと思います。大学でのクラブ活動は今までのクラブ活動とは違ったものであり,野球の面ではもちろんその他の生活面でもいろいろなことを学ぶことができ,自分自身が成長できたように思えます。また,この部は野球好きの集まりでして,私もあらためて野球の楽しさを実感した今日このごろでありました。

クラスのみんなと
(筆者は後列左から3人目)
 また,長岡に来てからこの2年間でたくさんの人と出会うことができました。研究室やクラス,クラブを通じてたくさんの人と出会い,そしてたくさんの友人を作ることができました。友人からは自分に足りないものを吸収し,また自分自身の良いところや悪いところに気付くことができました。自分のものとは違う様々な考え方や人生観,価値観に触れることで自分自身の考え方に対していろいろ学ぶことができました。
 振り返ってみると大学生活ではいろいろな事があったように思いますが,私にとっての大学生活の思い出といえば,もちろん勉強もそれなりにしましたが,「野球」と「友人との出会い」だったように思います。野球に熱くなることができたので大学生活が充実したと思います。みなさんも何でもいいので何か熱くなれるものを一つ見つけてみてはどうですか。
 最後になりましたが,先生方,先輩(中西さんガンバレ!!),同輩,後輩,友人の皆様,そして私の学生生活を支えてくださった全ての方々に心より深く感謝いたします。



6年間
笠原 裕子(建設工学専攻)
 センター試験に失敗し愕然としている中,高校の先生の勧めでこの大学を受験しました。試験を受けにこの大学へ来た時は,「こんな山の中にある学校へは,合格しても絶対行きたくない!!!」と思ったのを今でも覚えています。それが不思議なことに大学へ入学し,さらに大学院へ進学し,気づいてみれば長岡で6年も過ごしていました。
 この6年間を振り返ってみると,自分自身大きく成長できたように思います。中でも就職活動という期間は,今まで立ち止まることなく毎日を送ってきた自分にとって,将来について,自分について考えることができた貴重な時間でした。また,県外出身の友人や目上の人,社会人…といった様々な人との出会いは,異なる経験をしてきた人それぞれの価値観に触れることができ,そこでたくさんのことを吸収し,自分自身の視野を広げることができたように思います。

みんなで行った海外旅行in韓国
(筆者は中央)
 長かった学生生活も終わり,春からは社会人となります。この大学で感じたこと,得たものを活かし充実した毎日を送っていきたいです。
 最後に,今日この日を迎えるにあたり,お世話になった方々とこの年まで学生をさせてくれた両親に感謝したいと思います。



好奇心を持つということ
廣川 和也(環境システム工学専攻)
 18歳の春に入学してから6年が経ち,振り返ってみると本当にいろいろとありました。そのなかでも印象的なものの一つとして部活動が挙げられます。
 友人に勧められて吹奏楽部に入学した私は,両親に申しわけないくらい部活に明け暮れることになりました。吹奏楽の知識がまったくない状態からはじまりましたが,先輩に小突かれながら朝から晩まで練習したり,酒を飲みながら音楽について語り合ったり,演奏の依頼があれば積極的に参加したりと,楽しく充実した毎日を過ごすことができました。楽器の組み立て方すら分からなかった頃に比べ,音の豊かさや表現力に幅が出てきたように感じています。また,自分達の手で作り上げた演奏会のステージを終えたときの感動は,大学生活でしか味わうことのできないものであり,吹奏楽部に入ってよかったと思っています。

演奏会の打ち合わせで(本人は左)
 部活動を通じて学んだことは,自分の知らなかった新しいことに好奇心を持つこと,そしてそれらを学んでいくなかで,その好奇心をさらに発展させ,向上しようとすることです。勉強や仕事を行う上でも,この意識はとても大事なことだと思います。
 今後,いよいよ社会人として新しいスタートを切ることになりますが,より多くの物事に好奇心を持ちながら,自分自身を磨いていきたいと考えています。