VOS,No.117

 特集/知の創造の拠点として [Back]

eラーニング研究実践センター設置
新しい「知の教育研究拠点」:eラーニング研究実践センター(CeRA)
大 里 有 生
(eラーニング研究実践センター長 経営情報系 教授)

 近年の情報通信技術の著しい進展に伴い,「知」の創造や伝達の方法が革新的に変化しつつあります。グローバル化する社会,経済,文化のあらゆる分野において高度情報化が進み,大学における高等教育の面でも,インターネットや電子教材等を活用した,より効果的な教育方法や教育内容の豊富化への期待が高まっています。「知」の拠点としての本学が,世界・社会・地域に開かれた高等教育機関としての役割を十全に果たしていくためには,教育制度の国際的な整合性・通用性を図り,グローバル化・オープン化に対応した教育システムを構築し,より質の高い教育内容を提供することが期待されています。
 eラーニング研究実践センター,Center for e-Learning Research and Application,略してCeRA(セーラ)は,このような期待に応えるため,情報通信技術などの先端技術を活用した新しい教育システム・教育方法の開発,eラーニング(電子教材・情報通信技術を活用した遠隔授業)システム・コンテンツの研究開発を推進し,その成果を遠隔授業の実践に適用することによって教育研究の充実化,高度化を図ることを目的として,平成15年4月に長岡技術科学大学に設置された国立大学では初めての文部科学省令センターです。CeRAは,「eラーニング・システム研究開発部門」と,株式会社新潟放送並びに株式会社BSNアイネット両社の支援による寄附研究部門「eラーニング・コンテンツ研究開発(BSNグループ)部門」の2部門で構成されています。eラーニング方法論・eラーニング教材の研究開発及び遠隔授業の実践を通じて,教育の高度化を推進する新しい「知の教育研究拠点」です。

eラーニング・コンテンツ研究開発部門とは?
山 下 裕 行
(eラーニング研究実践センター 客員教授)

 当大学の実践経験,開発システムとBSNグループのシステムデザイン能力,CG技術,撮影技術,編集技術等を活用し研究開発を進める部門です。
 当大学の遠隔教育へ適用することを通じ,eラーニング・コンテンツ作成のための有効な方法論の研究開発・実践・評価,メディアを活用した新しい教育方法の構築を目指します。
 研究課題としては
(1) ビデオ教材開発の有効な手法の開発
  ・ビデオ教材の撮影技術と編集技術の研究
  ・ビデオ教材デジタル化とデータベース化の研究
(2) CG利用による教材開発手法の研究
  ・CG利用教材開発とCG利用の利特性分析
  ・学習理論からCGが学習にもたらす特性の研究
  ・CG教材開発マルチメディア編集ソフト研究
(3) eラーニング・コンテンツデザインの研究
  ・ビデオ,CG,画像等のデザインを実験検証
  ・コンテンツデザイン方法論の構築
を掲げています。
 当面の取り組みとしては
eラーニング・コンテンツ研究開発部門メンバー
●動画撮影,コンテンツ編集効率化高度化の研究
●macromedia FLASHによるコンテンツ開発研究

を行っています。
 メンバーは,山下客員教授(写真中央),甲(きのえ)客員助教授(同右),相馬助手(同左)の3名で頑張っております。
 まだ緒に就いたばかりですので,しばらく時間をいただいてから,結果をご披露させていただきたいと思います。又コンテンツ作成に際して,学内の皆様のご協力とご支援をいただければ幸いです。