VOS,No.120

 贈る言葉 [Back]

むつみ会から「ありがとう」
小 山 旬 子(むつみ会会長)
  卒業生,修了生の皆様,ご卒業おめでとうございます。気候,風土,習慣の違う長岡での学生生活はいかがでしたか。盆地特有のむし暑い夏,冬は小石のようなあられが音をたてて降る夜,きっと辛く寂しい日々があったと思います。でも,一週間に一度開く「むつみ相談室」に明るく元気な顔を見せてくれると私達スタッフも安心して一緒にお茶を飲む事が出来たものです。
マレーシアの元留学生宅にて
 この「むつみ相談室」では,色々な事が話し合われます。時には車の事故にまつわる事,子供の学校相談,体調,引越し等,盛り沢山です。いろんな国から多様な価値観を持った留学生がやって来て,私達も沢山学ぶ事があります。何よりも私自身が沢山の事を留学生の方々から教えて頂いているような気がします。私達の方が「ありがとう」といいたいのです。
 4月からは社会人として第一歩を踏み出し,将来のはるかな道に向かって旅立とうとされています。皆さんの歩まれるのが学問の世界であっても,実社会であっても,安穏な道ばかりではないでしょう。人生には喜びもあれば,忍耐を強いられるような事も沢山あります。しかし,ここ長岡で頑張った事がきっと役に立つでしょう。それでは皆様方の今後の活躍に期待し,ご健康と,ご多幸をお祈り申し上げます。いつかお会い出来る日をむつみ会一同楽しみにしています。



新しい門出を祝して
磯 部 広 信(同窓会会長・燕工業高等学校勤務)
  卒業・修了をされる皆さん,おめでとうございます。同窓会を代表して心からお祝いを申し上げます。そして同時に,長岡技術科学大学同窓会の正会員になられたことにも心からお喜び申し上げます。
 同窓会の主たる事業は,同窓会名簿の発行です。本学も開学以来28年が経過し,同窓会会員数も九千人に迫る数となりました。同窓生は日本国内にとどまらず,世界の第一線で活躍しておりますが,その同窓生の橋渡しをする名簿が,転居先不明等で多数返送されてきております。転居された場合には,同窓会までご連絡くださいますようお願い申し上げます。
 さて,私自身が修了して十数年が経過しました。修了までには,先生方,職員の方々,先輩,友人,家族・・・,大勢の方々に助けて頂き,大変感謝しています。卒業・修了された皆さんももちろんその通りであると思いますが,社会へ出て長岡を離れてしまうと,自然と大学とは疎遠になり,どんなに感謝の気持ちを持っていても,形に表したり,伝えることが難しくなります。しかし,いつ,どこにいてもできる表し方,それは「長岡技術科学大学の出身である」と自信を持って言い,また,その言葉に恥じない生き方をしていることではないでしょうか。技大は素晴らしい卒業生を送り出している,と認められる存在であって下さい。
 良くも悪くも,社会は猛烈な速さで変化しています。その変化に流されず,自分自身を確かに持って生きるためには,確固とした拠り所が必要です。それは自分の能力であったり,家庭であったりするでしょう。「技大出身」という事が拠り所の一つになれば,と切に願っています。辛い事・苦しい事も,技大で努力して得た自信・経験・友人が何よりの力になり,乗り越えることができるでしょう。
 皆様のこれからの人生が充実し,悔いのないものになるよう,心よりお祈り申し上げます。