VOS,No.120

 贈る言葉/卒業・修了にあたって [Back]


情報に振り回されず、自分の頭で考えよう
赤 羽 正 志(電気系長)
 卒業,修了,おめでとうございます。皆さんは,これから企業等に就職,あるいは,さらに大学院修士課程,博士課程へ進学する訳ですが,次のステップでも更に飛躍されることを願っています。
 アインシュタインの言葉に,「知識はふたつの形で存在する。ひとつは,本の中に,生命のない形で。もうひとつは,人の意識の中に,生きている形で。後者こそがとにかく本質的なものである。前者は,絶対必要であるように見えるが,たいしたことはないのだ。」というのがあります。
 世の中,情報化社会と言うことで,様々な情報が溢れています。また,インターネットなどを通じて,比較的容易に必要と思われる情報を手に入れることができるようになりました。でも,その情報は本当に必要な情報でしょうか。情報に振り回されてはいませんか。情報を集めて,それで満足してはいませんか。また,大家の言うことだからと,その情報を鵜呑みにしてはいませんか。重要なのは目的意識を明確にし,自分の頭で情報を捉え直すことです。
 皆さんもご存じの通り,来年度から国立大学は法人化されます。法人化によって,大学の自由度はある程度増すかもしれませんが,その代わり,厳しい評価と大学間の競争に晒されることになります。大学の評価は,その大学の卒業生が社会において,いかに活躍しているかということで決まります。皆さんの活躍を切に期待しています。



卒業・修了にあたって
森     章(電気電子情報工学課程)
研究室の仲間と(筆者は下段右から3人目)
 僕が木更津高専から技大に編入学して,もう2年が経ちます。振り返ればあっという間の2年間でした。
 3年のときは,講義のレポートと実験のレポートに追われる毎日でした。元々,コツコツ積み重ねてやるのが苦手な僕は,レポート提出日の前日に必死になって仕上げていました。本来なら,このようなやり方は良くないと思います。今後は,逆にこの集中力を別の所で活かせればと思っています。
 3年の1月からは研究室に配属されて,すぐに先輩の下で研究を始めました。1月から研究を始めたので,おそらく僕は他の同学年の人よりも早く研究を始めたのだと思います。友人がのんびりと冬を過ごしているのを見て,正直うらやましいとも思いました。でも研究室の先輩方はとても良い人ばかりで研究生活もそれほど苦にはなりませんでした。
 今春には僕は社会人としての新しい生活を始めます。社会人になってから,僕はまた新しい友人や先輩,上司と出会います。それでも技大での出会いや,学生生活は忘れることは無いでしょう。これらのことは確実に今後の生活の糧となっているでしょう。
 最後に,先生方や先輩方にはとてもお世話になりました。どうかお身体に気をつけて下さい。僕は,日本の男らしく米と味噌汁を食べて毎日の生活を乗り切ります。皆さんも米を食べて頑張って下さい。



6年間を振り返って
尾畑 太企弘(電子機器工学専攻)
研究室の飲み会にて(筆者は上段右から3人目)
 年月が過ぎていくのは早いもので,入学してからもう6年が経ちました。長岡に来て最初の冬,数十センチもの雪は,雪に慣れていない私に,はじめは興奮を,数日後には憂鬱を与えたのを昨日のことのように覚えています。
 学生生活を振り返ってみると,学部時代前半は,将来への不安を抱えながらの毎日でした。自分は何がしたいのか,何ができるのか,なかなか答えが出ず悩んだことが思い出されます。あるきっかけでそれが吹っ切れたとき迷いはなくなりました。いろいろと考えたからこそ,のちの入社試験の面接に体当たりで臨めたこともあり,無駄な時間ではなかったと思っています。
 6年間のうちに,学内,学外にかかわらずたくさんの人々に出会いました。研究室で身に付けたことはもちろんのこと,アルバイト先で得た多くの経験や,友人とのさまざまな思い出は,今後の人生の糧になることでしょう。
 そしてついに春からは社会人になります。不安もありますが,むしろわくわくする気持ちのほうが勝っています。今までに得たことを存分に生かし,何事も挑戦する気持ちを忘れずに取り組んでいきたいです。
 最後になりますが,お世話になった方々,友人,先輩,そして家族に感謝の意を表します。いままでありがとうございました。



油と研究と・・・
森   一 基(電気・電子システム工学専攻)
仲間たちと(私は前列左)
 油そば食べ過ぎたな・・それが私のこの4年間の技大の1つ目の感想。私が技大に入ったのは4年前の春。それ以来かなりの量の油が私の体内に注ぎ込まれました。第一食堂にはあんなにたくさんメニューがそろっているのに油そば。第二食堂なんて所もあるのに油そば。牛丼が280円なのに油そば。決して体になんか良くないってわかっているのに・・・もうほとんど中毒です。昼時の麺コーナーの人混みと,食堂のおばちゃん達のパニック振り(通称あぶらパニック)から考えても,中毒になってるのは私だけではないはず。仲間内では昼飯=油そばみたいな感じになっていて,メールなんかも「あぶる?」とか「ABR?」とかの4文字程度で済みます。4文字程度のメールで意思疎通がはかれる仲間がいて私は幸せです。話は変わりますが,マスター進んどいてなんですが自分は研究向きの人間ではないなぁ・・これ2つ目の感想。正直,PCとかプログラムとかビルゲイツとか苦手です。大嫌いです。自分の提案法が本当に世界中で誰もやっていないか・・・考えただけでテンション下がります。悪いことばかりではなく良いこともありました。工学系の運命かなんなのかよくわかりませんが,ツッコミがきつく・・良く言えば細かい事に気が付くようになりました。なぜなぜ精神って大切なんだなって事,度が過ぎるとただの性格が悪い人になるって事,そして人の気持ちの大切さを学んだ4年間だったと思います。