VOS,No.120

 贈る言葉/卒業・修了にあたって [Back]


Be ambitious!
大 里 有 生(経営情報系長)
 長岡技術科学大学工学部の卒業及び大学院工学研究科の修了,誠におめでとうございます。晴れて学位を取得され,それぞれの限りない可能性をもって,新しい次のステップに歩み出そうとしている皆さんに,ひとことお祝いの言葉を贈ります。
 志とは,心に目指すところが存在する確かな意思であり,有名なクラーク博士の言葉“Boys be ambitious!”は「志を大きく持て!」の意味であります。皆さんは,大学という最高学府で学び,それぞれの専門分野で深い研鑚を積み,これから世に出ようとしている若い技術者・研究者であります。今日の激しく変化する時代の中,新たに船出する皆さんには,「大望をいだけ!」(Be ambitious!)の言葉を敢えて贈ります。そして,厳しい現実に臆することなく「したたかに挑戦する心」を堅持してほしいと思います。
 長岡技術科学大学で勉強した皆さんが,人類の幸福や産業・社会の発展に貢献する新しい技術の開発に成功し,必ずや最高学府の諸先生方を凌駕する「技の高さ」「智の深さ」をもつことができることを願って止みません。
 皆さんのご健康,ご成功をお祈りするとともに,大いなるご活躍を心から祈念致します。



2年間
樽 井 真 紀(経営情報システム工学課程)
学内駅伝にて
 卒業にあたって,この2年間を振り返るといろんなことがありました。講義やレポートに追われ,うんざりした時期もありましたが,自分自身を成長させることができ,充実した2年間であったと思います。
 充実した生活を送れた理由に,部活動があります。私は高専の時に引き続いて,陸上部に入部しました。しかし,その内容は高専の時とは全く異なっており,高専の時は与えられた練習をこなすという受動的なものでしたが,大学では各自が自主的に取り組むというものでした。しかしそのような環境の中で,試合で好成績を残すためには,自分に負けない強い意志が必要であり,2年間部活をやり通したことで精神的に成長できたと思っています。
 また,多くの友人に恵まれたのも,学生生活を豊かなものにしてくれました。課程内の友人で「経情野球部」なるものも作り,休日に野球の練習に連れて行かれたのも今ではいい思い出です。ただ,試合を一度もしないまま引退するのが唯一の心残りです。
 これから社会人になるわけですが,経営情報システム工学課程は私達が一期生であるために,正直,期待よりも不安の方が大きいです。2年間という短い期間でしたが,技大で学んだことは必ず大きな財産になると信じ,自信を持って一歩ずつ前に進んでいきたいと思います。
 最後になりましたが,これまで私を支えてくれた先生方,友人,両親に心より感謝致します。



四年間を振り返って
ラ フング チオング(電子機器工学専攻)
筆者は右
 技大にきてから4年が経ちました。高専から学部3年に編入した当時では昼間は授業,夕方はアルバイトという毎日でした。そして最初の冬が来て,驚いた雪積もりの日々でした。車を持っていなかった私はどこにも行けなく,当然アルバイトも出来ませんでした。講義で勉強したことや自分であっちこっち勉強していたことはすぐに忘れていたのでつまらなかった記憶があります。そのとき,楽しさを与えてくれたのは体育館で卓球をするのだけでした。そんな学習生活をおくった約一年間を振り返って考え,「技大でこんな生活なのか?」という思いをしていたうちに研究室に配属され,充実した新しい生活が始まりました。
 研究室での飲み会やソフトボール大会など研究室皆一つになったあたたかい雰囲気がこの2年間以上の私の生活において一番思い出に残っています。そして何よりも自分の研究です。恵まれた研究環境のなかで,先生方からの暖かく懇切な御指導を頂いたことで自分の貴重な研究の起点を創ることができました。先生方,先輩,友人から頂いた強力なサポートで充実した研究を行うことができ,有意義な研究成果を出すことが出来ました。
 最後に,私に技大で充実した研究・生活を与えてくださった先生方,先輩,友人,後輩,留学生の友人の皆様に深く感謝致します。私の技大における研究生活に奨学金を支援して頂いたヒロセ国際奨学財団,サトー国際奨学財団に深く感謝致します。



留学の収穫
邱   艶 玲(エネルギー・環境工学専攻)
研究室の人と
 中国から日本にきてからの6年間は,あっという間に過ぎました。始めて日本の土地を踏んだ私費留学した私は, 運が良かったと思いながら, ぜひこのチャンスをしっかりつかもうと決意しました。初めのうちは言葉の壁や, 文化・生活習慣の違いや, お金及び研究の面などなどの問題で,生活と勉学に結構苦労していました。 一方, 自分から何でも始めなければ待っていても何にもならないということ, 積極的に挑戦することの大切さを悟りました。また, 先生方々も研究室の皆さんもとても親切で, いつも教えて頂いたり, 励まして頂いたりしてくれました。そのお陰で, 最初何も分からなかった私が, 本学の博士課程を無事卒業できました。
 日本での留学生活は, 私に様々な影響を与えてくれました。まず, 留学することで母国の素晴らしい点と問題点について初めて考えさせられ,自分の視野の狭さに気付かされました。それから, 素晴らしい人々に出会い, 見聞が広がり, 自分を見つめ直すことができました。特に, 研究を通して, 初めて自分の潜在的能力を再認識・発揮できると同時に自分自身がどこを改善すべきかを知りました。これからこれを一つのステップとして, 常に向上心を持ち続けていきたいと思います。
 最後に御指導くださいました先生方々,研究室の皆さん,そして私の修了を黙って見守ってくれた家族に,この場を借りて心より深謝いたします。