VOS,No.121

 特集/新入生歓迎!! [Back]

新入生へのメッセージ
翔び立とう
副学長(研究担当)
丸 山 久 一
 新入生の皆さん,入学おめでとう。高校から1学年に,高専から3学年に,また他大学あるいは社会から大学院に入学した皆さん,それぞれに夢と希望を抱いて今日を迎えていることと思います。新しい門出に先ずは乾杯ですね。勿論,本学で進級,進学した皆さんにも同じ言葉を贈ります。
 長岡は,今が最も華やぐ時です。厳しい冬がまるで嘘のように,やわらかい陽射しがそそいでいます。越後三山は青い空に白く映え,近くの野山は緑に変わり始めています。まさに“青春”そのものですね。生き生きした皆さんを見ていると,私自身も高揚してきます。教員冥利に尽きますね。長岡ではまさに,天,地,人からエネルギーがあふれ出る季節です。
 皆さんは入学・進学の夢が叶ってホッとしていると思いますし,皆さんを支えてくれているご両親,ご家族の方々も同様だと思います。精神的にリラックスできたこの時に,少し先のことを考えてみて下さい。これから本学で何をしていくか,自分の人生をどう設計していくかについてです。本学は皆さんに技術や知識を与えますが,それとともに,自分自身を考える時間も用意しています。
 技術や科学は過去の叡智を継承し,大きく進歩してきていますが,人間はどうでしょうか。どの時代においても,生まれた時から常にやり直しているように思います。言葉を覚え,家族を認識し,社会生活の術を学んで成長する過程は,いつの世でも変わりません。皆さんはまだまだ発展途上にいます。これから何回も脱皮して,一回りも二回りも大きくなる可能性を十二分に秘めています。
 大学生でいることは,経済的には家族に支えられ,精神的には仲間に支えられ,学問的には教師に支えられ,大きな意味では社会に支えられている状態です。すでに社会に出て,自ら生計を立てている人々からみると,かなり恵まれています。それは,次の時代を担う人材として大きく飛躍することが期待されているからです。私が学んだ高校では,校歌に次の一節がありました。「あっぱれ有為の人となり,世に大業を成し遂げて・・」。学校の創立が明治5年(1872年)ですから,そうとう時代がかった言葉ですが,その意味するところは普遍です。
 最近のヒット曲に「No.1ではなくOnly One」という歌詞があります。勿論,人は皆それぞれで違う個性,能力をもって生まれています。ただ,個性も能力も,磨きつづけ,鍛えつづけなければ輝きません。輝かなければ,自他ともにOnly Oneだと認めることはできません。Only Oneになるために,日々の生活の中で少しづつでも新たなことに挑戦し,新しい自分を見つける旅に一歩を踏み出して下さい。
 さあ,今日から翔び立とう。