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三機関連携 宇都雅輝 特任助教が教育システム情報学会第39回全国大会にて大会奨励賞を受賞しました。

2014.09.30

 三機関連携 宇都雅輝 特任助教が、教育システム情報学会第39回全国大会(2014年9月10日~12日開催)にて大会奨励賞を受賞しました。受賞の対象となった論文は「ピアアセスメントの低次評価者母数を持つ階層ベイズ項目反応理論」です。
 大会奨励賞は、教育システム情報学および関連分野における学問の発展を奨励するため、その貢献が顕著である新進の研究者に贈呈されます。授賞式は、9月12日に教育システム情報学会第39回全国大会(和歌山大学)において行われました。


【受賞内容の概要】

 本研究は、学習評価法の一つとして学習場面での利用が進められているピアアセスメント(学習者同士の相互評価)の信頼性に関する研究です。 ピアアセスメントを利用することで、教育場面と評価場面が一体化した効果的な学習を促進できます。一方、ピアアセスメントでは、学習者が評価者の役割を担うため、評価者間で評価基準や評価の厳しさのばらつきが大きくなりやすいという特徴があります。このように多様な評価者特性を持つ評価者集団で評価を行った場合、採点結果(例えば、全評価者の平均評点など)の信頼性が著しく低下する問題が指摘されてきました。
 本研究では、この問題を解決するために、数理モデルを用いたテスト理論のひとつである項目反応理論を拡張し、評価者特性の影響を考慮した学習者の能力推定を行う手法を提案しました。さらに、本研究では、学習者の能力推定精度向上のために、機械学習分野での利用が普及しつつある階層ベイズモデルを用いたパラメータ推定法を提案しました。
 提案手法を用いることで、ピアアセスメントにおける、より信頼性の高い学習者の能力評価を実現できることを示しました。

  
表彰状