学生が書いた 研究室ガイドブック 2023長岡技術科学大学

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エネルギー変換ナノ構造材料研究室

准教授/齊藤 信雄

准教授齊藤 信雄

研究者総覧 長岡技術科学大学 研究者総覧
J-GLOBAL
  • 次世代エネルギーを生み出す!光触媒を用いた水分解反応
  • 水中の重金属捕集による環境浄化
  • ガラス内部を反応場とした機能性光触媒の合成

うちの先生

齊藤 信雄 先生
齊藤先生は学生との距離が近く、親しみやすい先生です。最近は忙しそうに日本全国を飛び回っていますが、研究についての相談や報告会は疎かにせず熱心に行ってくれます。また、分析装置の知識が特に豊富なので、装置の測定原理から使用方法まで詳しく教えてくれます。

研究内容

本研究室ではエネルギー問題や環境問題を解決するためのアプローチとして光触媒に注目して研究を行っています。光触媒は光を受けることで触媒として機能し、様々な化学反応を引き起こすことから、光エネルギーを次世代エネルギーとして注目されている水素などの化学エネルギーへと変換することも可能となります。当研究室では光触媒作用を利用した「水分解による水素の生成」「水中の重金属捕集」「有機物の分解による環境浄化」「触媒表面の構造分析」を主なテーマとして、光触媒活性の向上、可視光応答化、反応機構の解明などの課題に対して研究を進めています。

作製した試料が水分解に対して活性があるかを試験する装置。この装置は完全に密閉されており、齊藤先生が自作したものになります。

研究室の一日

当研究室には、研究報告を行うゼミや英語の論文紹介を行うゼミなどが毎週あり、先生や研究室メンバーと議論を行うことで研究知識を深めます。ゼミの時間以外のスケジュール管理は学生個人に任されていますが、多くの学生は朝9時くらいに集まりそれぞれが自分の決めたスケジュールをこなしていきます。時間の使い方は自由ですが、自分自身でしっかりとスケジュールを立てて研究を行っていかないと後々泣きを見る人もいます。しかし、自己管理さえしっかりしていれば、学生生活や花見・花火などのイベントを余すことなく楽しむことができる研究室です。

留学生が来た時の様子。外国の大学と連携しているため、留学生と交流する機会が多く、自分の視野を広げることができます。

修論・卒論テーマ

  • (修)p型微小領域を有するpn複合GaN光触媒粒子の作製と水分解活性
  • (修)微小領域に異相ドープ界面を持つセリア光触媒微粒子による水分解反応

博士後期課程
修了者数

1

こんな研究機関、企業に就職しました

  • (株)やまびこ
  • デクセリアルズ(株)
  • 堺化学工業(株)
  • (株)WELCON
  • 有沢製作所
  • 住友電気工業(株)
  • 日本パーカライジング(株)
  • (株)ジェイ・パワーシステムズ
  • 太陽誘電(株)
  • 群栄化学工業(株)
  • ユニ・チャーム(株)
  • 花王(株)
  • ナミックス(株)
  • 古川電気工業(株)
  • ユニプレス(株)
物質材料工学専攻 矢澤 崚太(長岡高専 出身)