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小島学長年頭のご挨拶

更新日:2009年1月8日


年頭の挨拶をする小島学長

明けましておめでとうございます。

平成21年を迎えるにあたり、新年のご挨拶を申し上げます。

 昨年本学では、教育面において様々なプログラムを新たに始動しました。文部科学省の「質の高い大学教育推進プログラム(教育GP)」においては、『実践的技術教育マイスター制度(平成20~22年度)』と『UDに立脚した工学基礎教育の再構築(平成20~22年度)』。
「国際共同・連携支援プログラム」では『日墨米3国協働による技術者養成プログラム(平成20~22年度)』、
また、「産学連携による実践型人材育成事業」に『産学連携ものづくりフロー実践に基づく設計教育プログラムの開発』、「産学官連携戦略展開事業」として『高専―技科大連合・スーパー地域産学官連携本部』、「戦略的大学連携支援事業」の『スーパー連携大学院~産学官スーパー連携によるイノベーション博士の養成~』等、このように大きなプログラムをスタートさせることができました。
 本学の特色でもある高専との連携に関しては、入学料と授業料を免除するVOS特待生制度を開始し、産学官連携による高専との共同研究等を強化するなど地域活性化を推進し邁進していく考えです。また、大学としての「柱」である研究と教育という2本柱を軸として国際化、さらに高度化していく社会に対応していかなければなりません。

 昨年、国内外では暗いニュースが多かったなか、4人の日本人がノーベル賞を受賞したことはとても喜ばしいことで、科学技術面では明るい話題となりました。当然、国としては研究教育に力を入れることになろうかと思います。第二期中期目標・中期計画の作成にあたり、それぞれの大学の個性化、特色化を打ち出した機能別分化の促進が言われています。新聞にも取り上げられておりましたが、私立大学では専門学校のように資格を取得させることを行い、それぞれの大学が特色を出そうとしています。
 また、国として「留学生30万人計画」が策定され、さらに国際交流・国際化ということが重要になってきます。
 本学では、ベトナムのハノイ工科大学と最近ではメキシコ・ヌエボレオン州内の5大学とツイニングプログラムを構築しています。本学独自の観点から国際化を考え、特色ある大学づくりをさらに進展させなければなりません。

 研究面において、「低炭素社会実現のためのメタン高度利用技術の開発」という大きなテーマで本年4月以降5年間このプロジェクトの研究推進を認めていただきました。現在、低炭素社会というのは大きなキーワードになっています。新潟県、特に長岡という地域はメタンの埋蔵量が日本有数の地域です。本学の大きな目玉のテーマとして、本学すべての専門知識を活かし、このプロジェクトに取り組んでいきます。
 昨今、世間では「大学力」という言葉が盛んに使われます。大学を卒業・修了した学生がどんな知識・技術等の実力を持って世の中に受け入れられているか問われているものだと思います。そういう意味で今後、本学としては、優秀な人材を見つけ、地域社会や国際的な舞台で活躍できる人材を育成し、独自の役割を担う大学づくりを目指していきたいと考えております。

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