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大場恭子准教授が日本工学教育賞(論文・論説部門)を受賞しました。

更新日:2022年9月21日

量子原子力系 大場恭子准教授と、技術開発センター 吉澤厚文客員教授が、日本工学教育賞(論文・論説部門)を受賞しました。
本賞は、広く国内で優れた工学教育、技術者教育を実践・推進されている個人・団体に贈呈されるものです。表彰式は9月7日に日本大学理工学部駿河台キャンパスタワー・スコラにおいて行われました。

【受賞内容の概要】
受賞の対象となった論文は、レジリエンスエンジニアリングの考え方を参考に技術者倫理教育の改善を検討したものです。技術者倫理教育は事例学習を重視していますが、扱う事例は失敗事例が中心となっており、良好事例の発掘や教訓導出の難しさに課題がありました。
本論文では、JR東日本旅客鉄道株式会社の新幹線が、東北地方太平洋沖地震において乗客・乗員の死傷者数ゼロであった背景を、阪神・淡路大震災から遡り調査し分析しています。実際に安全を実現した事例から、どうすれば安全をより実現できるかについて具体的な教訓を導き出すことができたことは、技術者倫理教育において、今までにないプロアクティブな姿勢を示すことができました。