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勝木将人准教授がTop Cited Article 2022-2023を受賞しました

更新日:2024年5月2日

体育・保健センター 勝木将人准教授が、WILEY社が出版する頭痛に関する医学雑誌Headacheにおいて、Top Cited Article 2022-2023を受賞しました。本賞は、2022年から2023年のHeadache誌において引用数が最も多かった論文のいくつかに与えられるものであり、今回、2つの論文においてそれぞれ受賞されました。

【受賞内容の概要】

・受賞論文「Headache education by leaflet distribution during COVID-19vaccination and school-based on-demand e-learning: Itoigawa Geopark Headache Awareness Campaign」は、人口約4万人の新潟県糸魚川市において、病院・行政・学校が連携して片頭痛の啓発キャンペーンを行い、世界で初めて片頭痛に関する大規模啓発を成功させたものです。このような病院・行政・学校が連携して行う疾患啓発モデルがいろいろな地域で、またいろいろな疾患において行われることが期待されています。


・受賞論文「Investigating the effects of weather on headache occurrence using a smartphone application and artificial intelligence: A retrospective observational cross-sectional study」は、天気予報と頭痛ダイアリー機能を兼ね備えた健康管理アプリ「頭痛ーる(ベルシステム24)」のビッグデータを用い、迷信と言われていた天気の変化と頭痛の発生の関連性を科学的に証明した研究です。これまで天気痛や片頭痛といった天気の変化で体調を崩していた人たちは、仮病などと言われ苦しい思いをしてきましたが、この研究によりそのような人たちが病気であると認識され、医療的に介入できると理解されることが期待されています。