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持続可能な社会インフラの構築に向けた構造物点検の高度化に向けた技術開発

更新日:2022年7月20日

担当教員

機械系 数理設計研究室 倉橋 貴彦 准教授

プロフィール: 外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。https://mcweb.nagaokaut.ac.jp/~kurahashi/index.php?id=15

研究課題の概要

 2012年の笹子トンネルにおける天井板の落下事故以来、5年に1度の点検が義務化されています。従来は、点検者の経験に基づき、構造内の欠陥の検出が行われてきましたが、近年では、点検のロボット化、AIによる定量的評価に関する研究が行われています。冬場は、道路上における凍結防止剤が雪解け水等により流下することにより、構造物の腐食等、塩害が発生することもあります。点検を要するところは、人間の手が入らない隙間や、危険が伴う高所等、ロボットによる点検が必要とされるところも多いです。そのため、当研究室では、狭小区間を対象とした点検ロボットの開発を行っています。また、入力データと出力データを適切に関係づける機械学習や逆解析の理論を適用することにより、構造物を叩いた際の応答データを用いて空洞の形状を同定する「非破壊検査援用技術に関する研究」も実施しています。建設後50年を超えた構造物は年々増えており、安心して生活ができる社会基盤を形成するためには、精度の高い点検技術や補修技術は将来にかけて更に必要となります。持続可能な生活空間を確保できるように社会インフラの管理能力を強化するという点では、SDGsのNo.11の目標に貢献すると考えられます。(上記は、長岡工業高等専門学校と共同研究を実施しています。)


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関連ゴール

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