NUT統合報告書2021_DB
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●●●●●実践的グローバル技術者育成20自己の専門分野を深めつつ、従来の工学分野の枠を超えた異分野融合領域の素養を身に付け、各自の志向に応じて異分野の知識を系統的に学ぶため、新たにメジャー・マイナーコースを整備し、運用します。学生を企業等へ派遣する取組を推進すると同時に、大学外への派遣期間中にも学内の講義を受講できるよう、講義のオンデマンド受講環境を整備します。応用・適用力を補強する数理・データサイエンス・AIの内容を含んだ科目履修を推進するとともに、企業等との共同研究への参画や実習を通じた産学官協働教育※の取組を推進します。STEM人材高専−技科大を中心とした実践的な技術者教育により、高い専門性を有する人材。 令和4年度からオンライン授業を基本とし、実施した授業コンテンツは復習用教材としても活用できる仕組みとしてのオンデマンド授業を授業形式の1つとして開講することを予定しています。そのために令和3年度は一部の授業で試行的に対面とオンデマンド授業を併用しながら実施することで、令和4年度のフルオンデマンド授業に繋げる計画です。 データサイエンスやAIを有効活用でき、横断的・異分野融合的な知を備えた「STEM人材」や、俯瞰的視野から社会変革に対応し、マネジメント力を発揮できる「STEAM人材」を育成するために、以下の活動を推進します。STEAM人材STEM人材教育をベースにA(リベラルアーツ)を有機的に組み入れることで、数値(スペック)のみを追求する技術開発ではなく、その技術を使いこなす人間や社会、またそれが関わる自然を中心とした技術開発を行える人材。※外部指導委託制度等を活用した企業・地方自治体・他大学等への 派遣や連携・共同研究への参画博士後期課程修了後に多様な方面で活躍できる人材として育成し、キャリアパスの多様化を促すために、産学官協働教育※を推進します。AI・数理データサイエンスをはじめとした社会等の変化に対応できるリテラシーを学ぶための社会人向け教育コンテンツの提供や、性別、国籍、年齢の違いや障がいの有無にかかわらず学生が安心して学べる環境を提供するための相談体制を整備・強化します。Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学・ものづくり)、Mathematics(数学)にArt(芸術・リベラルアーツ)を加えた5つの単語の頭文字を組み合わせた教育概念STEM/STEAMとは?様々な環境の学生に対応したオンデマンド授業の開始これからの価値創造

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