NUT統合報告書2021_DB
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29 令和元年度より、長岡技術科学大学、豊橋技術科学大学、高専が一体となり「技学イノベーション機器共用ネットワーク」を構築し、産官学協働による研究機器の有効活用を通じ、地域全体の研究開発力の向上及び高度分析技能を持つ技術者育成を目指す事業を実施しました。 IoT技術を活用した研究機器の遠隔利用の実証実験を重ね、研究機器のリモート化・スマート化の先進事例として新聞報道されるなど全国的にも注目されました。技術開発懇談会 地域との連携と交流を深め、より積極的な技術開発等の推進に貢献することを目的に、新潟県内の各地域で毎年技術開発懇談会を開催しています。令和2年度は上越市において、地域の要望を踏まえ開催しました。産業界や社会が抱える様々な技術的課題や問題解決に向けて、産業界や社会のニーズと大学のシーズをマッチングさせ、地域における技術開発の推進に積極的に取り組んでいます。文部科学省先端研究基盤共用促進事業(研究機器相互利用ネットワーク導入実証プログラム)SHARE事業高専との共同研究 学長戦略経費による「高専−長岡技科大共同研究」の助成募集を行い、40高専から69件32,100千円を採択し、共同研究を実施しました。本共同研究は、共同研究に参画する高専生が研究成果について、本学で開催される国際会議「STI-Gigaku」の場で英語によりポスター発表を行うことを応募条件としています。 全国の高専教員と本学教員が連携して共同研究を実施し、また、協働して双方の学生への指導を行うことにより、高専の教育研究力の向上及び高専−技科大協働による研究の連続性の強化を図っています。実績

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