NUT統合報告書2021_DB
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学長挨拶06 本学は経済成長が著しい国からの留学生の積極的な受入れや、スーパーグローバル大学創成支援事業等を通じて全国の高専と海外連携大学との強固なネットワークを構築し、世界をけん引する実践的グローバル技術者教育を展開してきました。これらの実績から、平成30年にSDGsを先導する大学として、国連アカデミック・インパクトのSDGsゴール9「産業と技術革新の基盤をつくろう」のハブ大学として任命されました。その後の活動も評価され、令和3年6月からの3年間も引き続きハブ大学として任命されるに至っています。また、同じく平成30年に「知のプロフェッショナル」を育成する卓越大学院プログラムとして本学の「グローバル超実践ルートテクノロジープログラム」が採択され、現在、世界の様々な地域でものづくりリーダーとして活躍できる人材の育成に邁進しています。 本統合報告書は、本学の教育、研究、地域連携、グローバル化、及び経営と財務状況について、多様なステークホルダーである皆様方にわかりやすくお伝えすることを目指し、若手教職員を中心としたプロジェクトチームにて作成しました。 ぜひご一読いただき、皆様からの忌憚のないご意見をお聞かせいただけますと幸いです。 今後とも、長岡技術科学大学へのご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。 令和3年4月の学長就任後、第4期中期目標期間における中期計画の作成、創設の趣旨を考慮した本学の理念の再構築と将来ビジョンや育成方針を含む人事基本方針の策定等に加え、来年度から始まる改組に向けた準備を進めています。今後、ステークホルダーである文部科学省はもとより、高専、地方自治体、近隣住民、企業等の多様な皆様に本学が目指す方向をお示しし、ご意見・要請等を賜り、それらを本学の今後の大学運営に反映してゆく所存です。 第4期中期目標期間において、高専―技科大路線の核となる教育研究システムを新たに構築し、イノベーション創出を担う実践的・創造的能力と持続可能な社会の実現に貢献する志を備えた指導的技術者の養成を目指します。併せて、SDGs達成に向けた先進的研究や技術開発を推進し、その社会実装を通じて国内外の産業集積地域の持続的発展や魅力創りに繋げます。また、大学経営の観点から、学長のリーダーシップのもとで、情報技術の活用を含むデジタルキャンパス化の推進による組織・業務運営の改善や合理化、効率化及び多様で安定的な財務基盤の確立に努めます。長岡技術科学大学の「今」統合報告書の発行にあたり令和3年4月に学長に就任して来る第4期中期目標期間に対してグローバルに活躍できる人材育成のために邁進します

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