教育システムは、社会情勢の変化や時代の要請に応じて教育組織を柔軟に改編できる体制を整備することが求められます。工学専攻、システム安全工学専攻の2専攻から1工学専攻7工学分野への大括り化を行い、社会情勢の要請に応じて将来のカリキュラム変更に迅速に対応でき、新たな産業分野を牽引する技術者を育成するための融合分野教育を進めます。
これにより新たに設置する工学専攻では、各工学分野(機械工学、電気電子情報工学、情報・経営システム工学、物質生物工学、環境社会基盤工学、量子・原子力統合工学、システム安全工学)で必要とされる専門・融合知識及び実践的技術感覚を備え、データサイエンス、IoT 等の情報技術を活用して、関連分野及び融合領域の諸課題に対応し、安全に関する考え方を身につけ、技術をグローバルに展開できる高度な実践的・創造的能力を備えた指導的技術者・研究者を養成します。
全工学分野の学生が「情報」と「安全」の素養を身につけることができるカリキュラム設計となっており、また安全工学特別コースでは、工学部から大学院修士課程、大学院博士課程と安全工学教育の段階的なステップアップを可能としています。
令和6年度改組は、大きな枠組みで令和4年度改組に続く教育改革であり、修士課程工学専攻の全工学分野の学生が「情報」と「安全」の素養を身につけることができるように横断的な教育の強化を行います。
これにより、新時代に対応できる安全技術及び情報技術の素地を身につけた、より高度な実践的・創造的能力を備えた指導的技術者・研究者育成を促進します。