活動報告

欧州5大学とのコンソーシアム型教育プログラムで講義を行いました

 2019年5月、欧州5大学とのコンソーシアム型教育プログラムで講義を行いました。
 本卓越大学院プログラムはベルギーのアントワープ大学、スペインのデウスト大学、フランスのボルドー大学、イギリスのラフボロー大学、ドイツのケルン応用科学大学とのコンソーシアム形式によるSustainable Automotive Engineeringに関する共同大学院(http://www.master-greendrive.eu)に参画し、協働実践教育を実施しています。5月には本学教員がスペインのデウスト大学を訪問し、LWM(Light Weight Material for Sustainable Automotive)等の科目の講義を実施しました。
 学生はベルギー、スペイン、フランス、インド、イランの出身者が集まっており、英語のみで実施されます。スペインの講義システムは1枠が2時間、朝8時から昼2時までの3枠(6時間)連続で実施され、授業の間に指定された休み時間はありません。そのため、教員が適宜授業時間中に休憩を設定するというスタイルで実施されます。このようなフレキシブルなシステムなので、授業の途中で計算が必要になれば、コンピューター室に移動して計算をさせたり、簡単な実験が必要になれば、実験室に移動するなどにより教育効果の向上を図っています。日本の大学院での講義と比較すると、現象をモデル化し、計算によって確かめるという過程が多く、講義においては数式を多く使うイメージを持ちました。LWMの講義は本学の教員とスペインの企業の現役社員が協働で実施を行うため、教員が理論を教え、社員が実際のアプリケーションを教えるというスタイルで実施されています。

  当該コンソーシアム形式による共同大学院においては、本学の卓越大学院プログラムの学生も欧州企業での実践教育(長期インターンシップ)、講義の受講、サマースクールの受講などの形で参加しています。

 

本学学生の実践演習派遣先予定企業の視察風景