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学士課程(~令和3年度入学者向け)

更新日:2022年4月1日

学士課程

本学では、グローバルな技術展開のできる高度な実践的・創造的能力を備えた指導的技術者の育成を目指し、学士課程では、講義、演習、実験・実習科目より構成される教養科目、外国語科目、専門基礎科目、専門科目による幅広い学修を通じて、以下の四項目を習得できる教育プログラムを実施します。

1.技術を支える理数の概念と技法、及び技術の側から生命、人間及び社会を捉える素養。
2.理解・思考・表現・対話の基礎である言語・論理力の習得、及び安全・環境・文化への技術の影響を配慮できる素養。
3.技術科学各分野の専門の基礎知識と技能を使いこなす能力。
4.英語による技術コミュニケーション基礎力、及び国際感覚を持ちチームで協働できる素養。

さらに以上の四項目の総合的な実践ならびに学士課程における学修の総括を目的として、実務訓練を実施します。
なお、成績評価は、シラバスに明示される達成目標や基準等に従って公正に行われます。

「学修成果の評価の方針」
グローバルな技術展開のできる高度な実践的・創造的能力を備えた指導的技術者を育成するために、学修成果の評価は、「技術を支える理数の概念と技法」、「技術の側から生命、人間及び社会を捉える素養」、「理解・思考・表現・対話の基礎である言語・論理力」及び「安全・環境・文化への技術の影響を配慮できる素養」の獲得を主たる目標とする講義科目では、試験、レポート等でその達成度を評価し、「技術科学各分野の専門の基礎知識と技能を使いこなす能力」、「英語による技術コミュニケーション基礎力」及び「国際感覚を持ちチームで協働できる素養」の獲得を主たる目標とする演習・実験・実習科目では、レポート、口頭試験等でその達成度を評価する。授業科目の試験の成績は、S・A・B・C及びDの5種類の評語をもって表し、S・A・B及びCを合格とし、Dを不合格とする。合格した者には所定の単位を授与する。

機械創造工学課程

本学では、グローバルな技術展開のできる高度な実践的・創造的能力を備えた指導的技術者の育成を目指し、学士課程機械創造工学課程では、講義、演習、実験・実習科目より構成される教養科目、外国語科目、専門基礎科目、専門科目による幅広い学修を通じて、以下の五項目を習得できる教育プログラムを実施します。

ディプロマポリシーカリキュラム設計方針
技術を支える理数の概念と技法を習得し、技術の側から生命・人間及び社会を捉える素養が形成されます。生命・人間・社会と技術の現状理解の基盤たる文理両面の基礎的教養を身に着けるために教養基礎科目群を配置します。人類の文化的諸活動を中心に、人間性や人間としての在り方の視点を育むため人文科学系基礎科目群を配置します。人類の社会・経済活動など、社会の仕組みや秩序、規範などの理解のために社会管理科学系基礎科目群を配置します。
理解・思考・表現・対話の基礎である言語・論理力の習得、及び安全・環境・文化への技術の影響を配慮できる素養が形成されます。理解・思考・表現・対話の基礎である言語・論理力の習得のために人文科学および社会管理科学の発展科目群を配置します。技術者としての社会的責任を深く理解するために技術者倫理科目を必修とします。人類の文化的諸活動、及び社会的・経済的活動の理解を踏まえ、人類の幸福と繁栄のために新しい技術科学分野を開拓する創造力を育成するために複合領域科目群を配置します。
技術科学各分野の専門の基礎知識と技能を使いこなす能力を習得します。技術科学の基盤となる自然科学・情報科学の基礎、及び機械工学の礎である諸力学基礎に関わる科目群を1, 2学年に配置します。機械技術者の基幹たる設計に関する科目群を1から3年まで技法・知識・応用と展開させます。3, 4学年では情報・制御、設計・生産、熱・流体、材料、融合テクノロジー各分野の専門科目群を配置します。
技術に対する社会の要請を理解し、機械技術者としての実現すべき目標を自ら設定し課題解決の道筋を立てて遂行し成果を取りまとめることができます。設定した目標に向け既修得の知識・技術を適用して計画を立て、実験・調査・研究を遂行、その結果を論理的・体系的に分析・整理する能力を育成するために、3,4年で開講するPBL科目において個別に課された研究課題に取り組みます。さらに継続的に自己を研鑽し続ける態度を育むために読書指導等の科目を課します。技術に対する社会の要請を深く理解し、機械技術者としての総合力を成熟させるために実務訓練・課題研究を必修科目として配置します。
英語による技術コミュニケーション基礎力を習得し、及び国際感覚を持ちチームで協働できる素養を形成します。3,4年で開講するPBL科目および国際情報技術演習において英文論文読解、英語による学術・技術表現の基礎を身に着けます。さらに多様な国籍の学生で構成された各研究室において、研究活動を通じて国際感覚の醸成と多様な価値観を持ち寄っての協働を実践します。

電気電子情報工学課程

本学では、グローバルな技術展開のできる高度な実践的・創造的能力を備えた指導的技術者の育成を目指し、学士課程電気電子情報工学課程では、講義、演習、実験・実習科目より構成される教養科目、外国語科目、専門基礎科目、専門科目による幅広い学修を通じて、以下の五項目を習得できる教育プログラムを実施します。

ディプロマポリシーカリキュラム設計方針
人間社会のための技術科学という視点を踏まえながら、健全な心身の下に、広い視野に立った実践的技術者としての役割を理解します。

教養基礎科目、人文科学系基礎科目、及び社会・管理科学系基礎科目に分類される教養科目を履修します。

(a)教養基礎科目
技術科学をとりまく諸事情を理解するための基盤となる、理系、文系、体育系の思考力・技能を養います。
(b)人文科学系基礎科目
人類の文化的諸活動を中心に、人間性や人間としての在り方の視点から、技術科学をとりまく諸事情を理解するのに必要な基礎的能力を養います。
(c)社会・管理科学系基礎科目

人類の社会的・経済的活動などを中心に、社会の仕組みや秩序、社会における規範などの視点から、技術科学をとりまく諸事情を理解する力を養います。
科学技術の進歩が、人間の生活、自然、環境などに及ぼす影響について理解し、技術者としての社会に対する責任を理解します。人文科学系、及び社会・管理科学系を含む発展科目を履修します。人類の文化的諸活動、及び社会的・経済的活動を中心とした技術科学をとりまく諸事情の理解を踏まえて、人類の幸福と繁栄のために技術科学を応用する意義を認識し、新しい技術科学分野を開拓する創造力のための素地を身につけます。
電気電子情報工学分野に共通した基礎的知識を修得し、同分野の技術者に必要な専門知識を修得します。

電気電子情報工学課程の第1、2学年では主として専門基礎科目を履修し、第3学年からは電気、電子、情報の3つのコースのいずれかに配属され、各専門科目を履修します。

 第1、2学年では基礎数学科目、基礎自然科目(物理、化学等)、専門基礎科目(電気磁気学、電気回路、情報処理等)によって電気電子情報工学技術者としての基礎を講義で学ぶとともに、演習・実験科目(電気磁気学演習、電気回路演習、電気工学基礎実験、情報処理演習等)によって電気電子情報工学技術者に必要な基礎的素養を修得し、第3学年以降の専門科目に対応する基礎学力を身につけます。
 第3学年以降では、電気電子情報工学技術者としての幅広い知識を身につけるために共通科目(上級電気磁気学、応用プログラミング、アナログ回路)を履修する。また、電気電子情報技術分野全般に柔軟に対応できる能力を養うために、制御工学、デバイス・フォトニクス工学、信号理論に関する各コースの基幹科目を必修として履修するとともに、専門数学に関する科目を必修として履修し、高度な理論的解析・分析能力を身につけます。
 さらに、各コースにおいて必要とされる専門能力を身につけるために、配属されたコースの専門選択科目を履修して専門領域の知識を深めます。

電気電子情報工学分野での実践的技術者として、個人及びグループで実験を計画遂行し、情報発信できる能力を修得します。第3学年では電気電子情報工学実験と実践演習によって基礎実験知識を修得し、必要な専門知識とそれらを応用する能力を身につけます。さらに、第4学年前半の特別考究及びプレゼンテーションによって、エンジニアリングデザインと情報発信の能力を養います。第4学年後半では実務訓練または課題研究を通じ、専門知識を問題解決に用いる実践的・創造的能力を身につけます。
国際的に通用する実践的技術者としての、基礎的な語学力を修得します。電気電子情報工学実験のレポートや、特別考究及びプレゼンテーションにおいて、課題の一部に英語を使用して実践的な場面で読解力と表現力を養います。さらに、技術英語関連科目を履修し、国際的なコミュニケーション能力の基礎を身につけます。

物質材料工学課程

本学では、グローバルな技術展開のできる高度な実践的・創造的能力を備えた指導的技術者の育成を目指し、学士課程物質材料工学課程では、講義、演習、実験・実習科目より構成される教養科目、外国語科目、専門基礎科目、専門科目による幅広い学修を通じて、以下の五項目を習得できる教育プログラムを実施します。

ディプロマポリシーカリキュラム設計方針
技術によりもたらされる人類の幸福、福祉と技術に対する社会の要請を考慮し、社会や自然に及ぼす影響や効果を理解できます。

教養基礎科目、人文科学系基礎科目及び社会・管理科学系基礎科目に分類される教養科目を学習します。

(a)教養基礎科目:技術に密接に関わる分野を理解するため、理系、文系、体育系の思考力・技能や体力・精神力を身につけます。
(b)人文科学系基礎科目:人類の文化的諸活動を中心に、人間性や人間としての在り方の視点から、技術に密接に関わる分野を理解できる基礎的能力を養います。

(c)社会・管理科学系基礎科目:人類の社会的・経済的活動などを中心に、社会の仕組みや秩序、社会における規範などの視点から技術に密接に関わる分野を理解し、人類の幸福と繁栄のために役立てる力を涵養します。
倫理、経済、安全、国際関係に関連した技術科学の概念・知識を修得し、社会奉仕の精神とチームで協働できる素養を育み、実践する能力があります。人文科学系及び社会・管理科学系を含む発展科目を学習します。人類の文化的諸活動、社会的・経済的活動及び国際的活動を中心に技術に密接に関わる分野を深く理解し、技術倫理と安全意識を持って技術科学を応用する意義を認識し、社会奉仕の精神とチームで協働できる素養を備えて、新しい技術科学分野を開拓する創造力を養います。
数学・自然科学・情報科学に関する工学基礎教育を通じて、自然科学的思考能力を養い、工学全般の基礎知識を学び、物質材料工学分野の基礎知識や基礎技術を修得し、応用できます。物質材料工学とは化学的視点から物質や材料を扱う学問であります。第1及び第2学年では物理、数学、生物、化学、情報統計など主として工学基礎科目を学びます。第2学年では化学に関する基礎知識の修得が必須であり、物理化学、無機化学、有機化学の導入科目、専門基礎化学に関係した演習及び実験科目を学びます。また科学英語力の基礎強化のための学習を行います。
物質材料工学に関連する化学及び応用化学に関する専門的な知識と高度な技術を修得し、物質材料工学分野において実践的技術者として適応できます。第3学年及び第4学年前半では、物質材料工学に必須の分析化学、物理化学、無機化学、有機化学の基礎及び応用、さらには生化学、化学工学の基礎を重点的に学びます。実験室における安全意識を養い、無機化学分野及び有機化学分野の実験基礎技術と実験センスを習得します。また研究室配属前に各研究室の研究テーマに関する調査を行い、多様な研究分野について学習し、研究室配属後は所属研究室で与えられたテーマについて研究実習を行い、研究発表を行うと共に、報告書としてまとめます。
物質材料工学分野の技術者として、社会で活躍できるデザイン能力、マネージメント能力及び国際感覚を備えた語学力とコミュニケーション力を持ち、地球的観点から社会に奉仕・貢献できる実践技術と能力を有します。実践感覚を備えた語学力を身につけるため、外国語科目の習得を行います。国際的なコミュニケーション力の基礎となる物質材料工学の技術者に必要な科学英語を学びます。また第4学年前半では社会人講師による実践的な技術教育により、デザイン能力、マネージメント能力及び協働で作業できる能力を養います。さらに第4学年後半では、実務訓練または課題研究を通じ、専門知識を問題解決に役立てる実践的・創造的能力を身につけます。

環境社会基盤工学課程

本学では、グローバルな技術展開のできる高度な実践的・創造的能力を備えた指導的技術者の育成を目指し、学士課程環境社会基盤工学課程では、講義、演習、実験・実習科目より構成される教養科目、外国語科目、専門基礎科目、専門科目による幅広い学修を通じて、以下の八項目を習得できる教育プログラムを実施します。

ディプロマポリシーカリキュラム設計方針
総合力:自然環境、人類の文化的・経済的活動と社会基盤技術との関連を常に意識して、物事を多面的に考えるとともに、人々の幸福と福祉について総合的に考える能力を身につけます。自然環境、人類の文化的・経済的活動と社会基盤技術との関連に関する知識は、環境分野の科目により修得させます。物事を多面的に考えるとともに、人々の幸福と福祉について総合的に考える能力は、計画分野の科目により修得させます。
責任力:社会基盤技術が社会や自然環境に及ぼす影響を理解し、社会基盤に関わる技術者は自らの技能を行使して社会に奉仕する責任があることを自覚します。技術者としての社会的責任を深く理解するために、技術者倫理科目を必修とします。社会基盤技術が社会や自然環境に及ぼす影響は、専門科目の環境社会基盤工学全般に関わる科目により修得させます。また、実務訓練、課題研究によりこれらの能力を総合的に学習させます。
基礎力:基礎的な数学や物理等の自然科学の知識、及び情報技術に関する知識を修得し、それらを社会基盤技術に応用する能力を身につけます。基礎的な数学や物理等の自然科学の知識は、基礎自然科目、専門基礎科目、専門科目の自然科学系の科目、情報技術に関する知識は、情報系の科目や計算機実習により修得させます。
専門力:社会基盤に関わる主要専門分野の知識を修得し、問題の解決に応用する能力を身につけます。専門基礎科目、専門科目の環境社会基盤工学の各分野に関する科目で系統的に習得させます。また、セミナーや実験及び演習により、問題の解決に応用する能力を習得させます。
解決力:社会基盤に関わる専門的な知識・技術を結集して課題を探求し、具体的な方針を組み立て、工学的に考察するとともに、必要に応じて他者と協力して解決する能力を身につけます。社会基盤に関わる専門的な知識・技術を結集して課題を探求し、具体的な方針を組み立て、工学的に考察する能力は、専門基礎科目と専門科目により習得させます。実験及び演習、セミナーでのグループワークを通じて他者と協力して解決する能力を修得させます。実務訓練、課題研究によりこれらの能力を総合的に学習させます。
説明力:理論的な記述力、口頭発表能力、コミュニケーション能力、及び国際的に通用する技術者としての基礎的な語学力を身につけます。外国語科目、専門科目の環境社会基盤国際事情により英文論文読解、英語による技術表現の基礎を修得させます。実務訓練、課題研究によりこれらの能力を総合的に学習させます。
学習力:大学院及び実社会において最新の高度な専門技術を修得するために、自ら積極的に継続して学習や研究に取り組む姿勢を身につけます。継続的に自己を研鑚し続ける態度を育むため、各研究室で開講される、セミナーや実験及び演習おいて、個別の研究課題に取り組みます。また、実務訓練、課題研究によりこれらの能力を総合的に学習させます。
行動力:与えられた制約条件の下で計画的に作業を進め、結果を取りまとめる能力を身につけます。所与の条件の下で計画的に研究を遂行する技術を、専門基礎科目、専門科目の実験、セミナーにより修得させます。結果を取りまとめる能力は、実務訓練、課題研究により総合的に学習させます。

生物機能工学課程

本学では、グローバルな技術展開のできる高度な実践的・創造的能力を備えた指導的技術者の育成を目指し、学士課程生物機能工学課程では、講義、演習、実験・実習科目より構成される教養科目、外国語科目、専門基礎科目、専門科目による幅広い学修を通じて、以下の五項目を習得できる教育プログラムを実施します。
長い進化の結果生み出された精緻な生物機能を、ミクロなレベルからマクロな動植物・人体に至る各階層で解明し、更にそれらを統合して理解すると共に、それらの研究成果を工学的に役立てることをめざす学問領域が生物機能工学であります。 生物機能工学課程では、 この学問領域に関する基礎的な知識と技能とを修得すると共に、それらを体系化し実践の場で生かすことのできる能力を持ち、地球規模での生命・環境の保全や人類の福祉に貢献できる人材を育成することを、教育の目標としています。

ディプロマポリシーカリキュラム設計方針
(A)多様な事象に対して幅広い考え方ができる能力、及び多様なコミュニケーションを実践できる能力。
人文・社会科学、語学に関する教育を通して、社会、文化、価値観等について理解し、多様な立場から物事を理解できる素養を養います。また倫理、経済、国際関係に関わる技術開発の理念・知識を修得すると共に、社会奉仕の精神と社会コミュニケーション能力を育み、実践する能力を身につけます。
1、2年次では、教養基礎科目にて、人類の文化的諸活動を中心に、人間性や人間としての在り方の視点から、技術科学をとりまく諸事情を理解するのに必要な基礎的能力を育成します。また、人類の社会的・経済的活動などを中心に、社会の仕組みや秩序、社会における規範などの視点から、技術科学をとりまく諸事情を理解する力を育成します。3、4年次では、これらの理解を踏まえて、教養科目にて、表現法、思考法や 技術者としての倫理観を養成し、多様な文化に対する理解を深め、国際社会で活躍する技術者に必要な教養を養います。
 外国語科目は、それぞれの外国語の実際的運用能力を身につけると同時に、外国文化に関する知識をひろめ、国際的な視野を広げます。
(B)幅広い工学的知識による思考とその応用能力
数学・自然科学・情報科学に関する工学基礎教育を通して、自然科学的思考能力を養い、 工学全般の基礎知識を修得し、生物機能工学分野に応用できる能力を身につけます。
生物機能工学を理解するための工学基礎教育として、数学、物理学、化学の基礎的な科目、及びそれらに立脚する工学基礎科目を履修します。これら講義と並行して、演習と実験を行い、数学的記述や物理現象、化学反応への理解を深めます。また、著作権やセキュリティにも配慮しながら効率よく情報を扱う知識と技術を習得します。
(C)生物機能工学に関する専門基礎知識による思考及びその応用能力
生物機能工学分野の工学基礎知識や基礎技術を習得し、それらの専門基礎知識を生物機能工学分野で応用できる能力を養います。
生物機能工学分野の基礎として、生物学の基礎を習得します。また、演習と実験を通じて、生物および生物機能分野への理解を深めると同時に、生物試料を扱うための基礎的な実験技術を習得します。また、学生実験等を通じて、安全に対する知識の獲得と実践的理解を深めます。
(D)生物機能工学に関する専門知識による思考及びその応用能力
生物機能工学分野の工学専門知識や専門技術を習得し、それらを生物機能工学分野で実践的技術者として活用できる能力を養います。
必修科目として、現代生物学を理解する上で欠かせない生物学、生物物理学、生化学、分子生物学を履修し、生命現象の分子論的理解を深めます。また、演習と実験で、細胞、分子レベルで生物や生体由来物質を取り扱うのに必要な高度な解析手法や実験技術を習得します。また、安全に対する知識の獲得と実践的理解を深めます。なお、編入学した学生の出身学科が多様であることに配慮して、測定値の取り扱い、実験器具、分析・測定装置の使い方の基礎も学びます。さらに、生物機能工学分野の様々な専門知識や技術を履修するための選択科目を用意しています。3年次2学期からは研究室に配属され、講義や3年次1学期までの学生実験で培った知識や技術を実践で応用して、更に高度な生物機能工学分野の実践的な知識と技術を養います。
(E)総合的な視点からの問題解決能力他者の知的財産の尊重や、社会に対する技術者の在り方を含めた技術者倫理を学びます。
大学院との一貫教育における生物機能工学分野の社会での実践の場として、必修科目として実務訓練を行います。企業や公的機関にて、技術開発や研究開発の現場に携わり、生物機能工学分野の知識と技術を実践することにより、当該分野の社会で果たす役割を理解します。また、自身と異なる知識や技術を持ち、年齢や国籍、文化的背景等が異なる人々に混じって訓練することにより、それぞれの能力を最大限発揮して問題を解決するために必要なコミュニケーション技術を学びます。
また、学部で卒業して他大学進学あるいは就職する者については、課題研究を履修し、未知の問題を解決するための手法を学びます。

情報・経営システム工学課程

本課程では、グローバルな技術展開のできる高度な実践的・創造的能力を備えた指導的技術者の育成を目指し、学士課程情報・経営システム工学課程では、講義、演習、実験・実習科目より構成される教養科目、外国語科目、専門基礎科目、専門科目による幅広い学修を通じて、以下の四項目を習得できる教育プログラムを実施します。

ディプロマ・ポリシーカリキュラム設計方針
健康的で快適な生活および多様性と持続性のある情報社会の実現に資する科学的・合理的な思考能力、人間および社会を見つめる素養を習得します。

教養基礎科目、人文科学系基礎科目及び社会・管理科学系基礎科目)に分類される教養科目を学習させます。

(a)教養基礎科目
 技術科学の基礎となる自然科学科目群、コミュニケーションの基礎としての演習科目群、体力・精神力を養う体育科目等により基礎的教養を養います。
(b)人文科学系基礎科目
 人類の文化的諸活動を中心に、人間と社会の歴史および現在を見つめ、技術科学をとりまく諸事情を理解する基礎的能力を習得します。
(c)社会・管理科学系基礎科目

 人類の社会的・経済的活動などを中心に、社会の仕組みや秩序、規範などの視点から、技術科学をとりまく諸事情を理解する力を修得します。
情報社会における指導的情報技術者として、社会に貢献できる基礎的な理解力・思考力・表現力・対話力と、社会の安全・地球環境・多様な文化に配慮する責任感を持ちます。人文科学系発展科目、社会・管理科学系発展科目および複合領域科目を学習させます。人類の文化的諸活動、及び社会的・経済的活動を中心とした技術科学をとりまく諸事情の理解を踏まえて、人々の幸福と繁栄のために技術科学を応用する意義を認識し、新しい技術科学分野を開拓する創造力育成の素地を形成します。
情報・経営システム工学分野における基礎的知識および一部の高度専門知識を習得し、同分野の技術者として社会に貢献するために必要な十分な知識・能力を有します。

【概要】情報・経営システム工学課程の第1、2学年では主として専門基礎科目を履修し、第3学年からは専門科目を履修します。専門科目には必修科目と選択科目があり、選択科目は専門科目群I(情報系科目群)と専門科目群(経営系科目群)に大別されます。学生は2つの科目群からバランスよく履修することが求められますが,将来の希望進路により、2つの選択科目群の一方を重点的に履修してもよいです。ただし、少なくともそれぞれから2単位以上を履修する必要があります。また、実験・演習科目はすべて必修であります。

【詳細】
 第1、2学年では、全学共通の数学の他、情報システムやアルゴリズム等の情報系専門基礎科目を、必修科目として履修します。また選択科目として、基礎自然科目(物理、化学等)、工業基礎科目(工学概論、電子回路、工業力学等)を履修することで、技術者として幅広い基礎知識を身につけるとともに、基礎選択科目(情報処理概論、統計基礎、情報ネットワーク概論等)により、情報技術の基礎を身につけます。

 第3学年以降は、必修科目として実験と演習(第4学年の課題研究と実務訓練を含む)および情報倫理科目があります。選択科目は、選択科目群IとIIに大別されますが、学生の将来計画に合わせられるよう柔軟な履修を許しています。選択科目群I(情報システム、マルチメディア、ソフトウェア、人工知能、データマイニング等)は、主に情報技術者を目指す者のための講義群で、そのための能力を高めます。選択科目群II(意思決定、技術経営、マーケティング、計量経済学等)は、起業や将来の経営者を目指す者のための講義群で、これらにより経営に関する基礎知識を修得できます。

 第4学年後半では実務訓練または課題研究を通じ、専門知識を問題解決に用いる実践的・創造的能力を身につけます(大半の学生は国内企業にて長期の実践的研修を体験しますが、一部の学生は海外の企業・大学で、実務あるいは研究に従事します)。
技術者として、国際的に協働することの可能な幅広い知識と国際感覚、コミュニケーション能力を習得します。学部3学年以降における英語科目履修の義務化、TOEICの受験と低得点者への学習指導により、英語コミュニケーション能力を強化します。学部4学年以降は、研究室での英語論文購読、海外実務訓練等、英語に触れる機会を増やします。

お問い合わせ

長岡技術科学大学
新潟県長岡市上富岡町1603-1
電話:0258-46-6000

カリキュラムポリシー(教育課程の編成・実施の方針)