企業・団体等関係　各位

長岡技術科学大学
就職委員会委員長　和田　安弘

平素より本学学生の就職に関し、多大な支援とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
このたび、本学として就職活動における事由応募時の推薦書等の発行に関し下記1．のとおり方針を決定しましたので、お知らせしますとともに、2．のとおり就職活動における学生への配慮について引き続きご理解の程お願い申し上げます。

近年、自由応募による採用活動において、企業等から学生に対して内定（内々定）の辞退抑止を目的とした推薦書並びに紹介状等（推薦書に類するもの）の発行を求められるケースが増加しております。
これは、他社の選考活動を継続中の学生に対して、就職活動の終了を強要される等、学生の「職業選択の自由」を妨げる行為に繋がる恐れがあります。
そこで、本学として、学生の推薦書並びに紹介状等（推薦書に類するもの）の発行について、下記の通り定めますので、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

記

1． 自由応募の学生に対しては、推薦書並びに紹介状等（推薦書に類するもの）を原則として発行いたしません。
　　なお、学校推薦制度（理系学生対象）の推薦書は従来どおり発行します。

2． 開始時期：2024年8月30日

本学は、科学技術の在り方とその社会的役割について常に考えながら、人類の繁栄に貢献し得る新たな技術の開発と、これを担う実践的・創造的能力を備えた指導的技術者を養成することを基本的理念とし、本学が定めるディプロマポリシーに則り、授業や研究活動を通じて人材育成を行っております。このため、企業・団体等関係者の皆様におかれましては、以下の点に特にご留意いただき採用活動を行われるよう、ご配慮の程、よろしくお願いいたします。

学生の就職活動期間が長期化すると、学修時間等の確保に影響が及ぶことから、以下のように学生の負担軽減・学修時間の確保・学事日程等に十分に配慮いただきますようお願いいたします。

（1） 面接や試験の実施に際して、土日・祝日、平日の夕方以降の時間帯、長期休暇期間等を活用するとともに、学生の健康状態への配慮を行うこと。

（2） 学生の授業（講義、演習（セミナー）、実験・実習等）及び研究指導の時間と重ならないよう、採用選考活動の日時を設定すること。

（3） 採用選考活動の対象となる学生に対して、事前に余裕をもって連絡を行うこと。（採用選考結果の通知予定日等の明示も含む。）

（4） 学生のクールビズ 等への配慮を行うとともに、その旨を積極的に学生に対して周知すること。

（5） 上記（1）～（4）のほか、学生から個別事情の申し出がある場合、それらに十分配慮しながら採用選考活動を実施すること。

（1）広報活動又は採用選考活動の開始日より前に行うインターンシップ等については、広報活動や採用選考活動と異なるものであることを明確にすること。

（2）インターンシップを実施する場合は、学生の長期休暇を活用し、学事日程に十分に配慮すること。

自由応募で採用試験を受験している学生に、選考を進める条件、もしくは内定を出す条件として推薦書の提出を求めるなど、学生の職業選択の自由を妨げる恐れのあるハラスメント的な行為は控えてください。
なお、本学では、自由応募の学生に対しては、推薦書並びに紹介状等（推薦書に類するもの）を 原則として発行いたしません。
※学校推薦制度（理系学生対象）の推薦書は従来どおり発行します。

（1）内定学生に対し、入社までの間、業務を依頼しないよう配慮すること。

（2）入社前研修等と称して長時間の行事参加や資格取得の強制等、過度な負担を学生に強いることのないよう配慮すること。

（3）内定者懇談会など学生を長時間拘束するような行事の開催に関しても学事日程に十分配慮すること。

（4）学内で内定者を利用した在学生の勧誘行為を行わないこと。また、そのような行為による学内施設貸出等には一切応じられません。内定者もまだ学生であるため、学業優先の取り扱いをお願いします。

学生の採用活動にあたっては、国公私立の大学、短期大学及び高等専門学校関係団体の代表で構成する就職問題懇談会からの「大学、短期大学及び高等専門学校卒業・修了予定者に係る就職について（申合せ）」、「企業等への要請」にご留意のうえ、採用活動を行われるようご配慮ください。