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城所俊一教授が日本熱測定学会 学会賞を受賞しました。

更新日:2013年11月7日

 生物系 城所俊一教授が、日本熱測定学会 学会賞を受賞しました。受賞の対象となった業績題目は「タンパク質の熱力学的安定性と分子機能の精密熱量測定」です。学会賞は、熱測定分野における技術進歩、学術研究等において顕著な業績または功績のあった個人やグループに贈られます。授賞式は、11月1日に日本熱測定学会通常総会(千葉工業大学・津田沼キャンパス)において行われ表彰状と記念碑が授与されました。

受賞内容の概要

 タンパク質は、生物の体の中でほとんど全ての生命現象に関係するともに、食品や工業製品の製造など様々な場面で使用される高機能分子です。タンパク質は、ある形(立体構造)を形成することで初めてその能力を発揮します。この形がどの程度安定なのか、また、どのような能力を示すかは、溶液中のタンパク質が吸収あるいは放出する微小な熱を測定することで精密に評価することができます。城所教授は、このための基盤となる数々の方法を開発するとともに、実際にタンパク質の立体構造形成中間体の性質や、酵素反応機構などを明らかにし、精密熱量測定法の有用性を明確にしました。


表彰を受ける城所教授(写真右側)


授与された記念碑

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