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大塚雄市 准教授が日本材料学会学術奨励賞を受賞しました。

更新日:2017年6月8日

 システム安全専攻 大塚雄市准教授が平成28年度日本材料学会学術奨励賞を受賞しました。受賞の対象となった論文は「人工関節用溶射皮膜の疑似体液中疲労破壊機構および長寿命化に関する研究」です。日本材料学会学術奨励賞は、優秀な学術業績を挙げ、将来の活躍が期待される満40歳未満の個人に贈られるものです。
 授賞式は、平成29年5月27日に日本材料学会第66期通常総会・学術講演会(愛知県名古屋市、名城大学)において行われました。

受賞内容の概要

 超高齢社会の進行により、人工関節を使用する人が増加しています。一方で使用中にずれたりするなどの理由で、再置換手術を行わざるをえない例も増えています。人工関節の使用寿命を伸ばすために、ゆるみの原因となる人工関節表面の皮膜の耐久性について知る必要があります。
 大塚准教授の研究では、生体内を模擬した環境で、皮膜の耐久性を試験する手法を開発し、破壊のメカニズムを解明しました。さらに、その成果を元に皮膜の耐久性を予測する式を構築し、その有効性を示しています。これらの成果は、学術的のみならず工業的な価値も高く、信頼性評価及び材料開発の研究の発展に大きく貢献するものと評価されました。


学術奨励賞の受賞の盾

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