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渡部康平 助教が第12回電子情報通信学会通信ソサイエティ論文賞を受賞しました。

更新日:2017年6月12日

 電気電子情報工学専攻 渡部康平助教が、第12回電子情報通信学会通信ソサイエティ論文賞 Best Paper Awardを受賞しました。受賞の対象となった論文は「Contact Duration-aware Epidemic Broadcasting in Delay/Disruption-Tolerant Networks」です。
 本賞は、情報通信に関する研究論文で、過去1年間に電子情報通信学会が刊行する英文誌IEICE Transactions on Communicationsに掲載された論文の中から、特に優れた論文の著者に対して授与されます。本論文は、関西学院大学の大崎博之教授との共著で、IEICE Transactions on Communications, vol.E98-B, no.12に掲載されたものです。
 贈呈式は、5月19日に電子情報通信学会 通信ソサイエティ活動キックオフ(機械振興会館)において行われました。

受賞内容の概要

 災害の発生により携帯電話の基地局が破壊された場合など、通信インフラが機能しない状況下で、広い地域に点在する携帯電話などの各端末同士が協調して情報を届けるネットワークを遅延耐性ネットワークと呼びます。
 本論文では、遅延耐性ネットワークにおいて情報を拡散する新しい方式を提案しています。提案手法は、従来手法よりも電池消費を抑えつつも素早く情報を拡散し、端末の性能や参加する数など、状況が変化してしまっても、自律的に制御をして拡散速度を維持することを示しました。


贈呈式に出席した渡部助教

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