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令和3年度科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞を9年連続で受賞しました。

更新日:2021年5月18日

文部科学省では、科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者を「科学技術分野の文部科学大臣表彰」として顕彰しており、本学の「SDGs達成に向けた科学技術教育の理解増進と普及啓発」を目的とした活動の実績が認められ、下記3名が代表して受賞しました。

科学技術賞(理解増進部門)
業績「SDGs達成に向けた科学技術教育の理解増進と普及啓発」
技術科学イノベーション専攻 教授 山口 隆司
国際産学連携センター UEA 勝身 麻美
元 基盤共通教育部 教授(現 豊橋技術科学大学IT活用教育センター 教授) 市坪 誠

【受賞の概要】
本学は、VOS(Vitality, Originality, Services)の精神をモットーとする大学として「S(世のための奉仕)」を重んじる活動を行っており、SDGsゲームや講演を通じ親しみながらSDGsに触れる機会を創出し、地域社会(初等・中等教育、高等教育、企業、市民等)へのSDGsの認知度を高めると共に、SDGsを「自分ごと」であるという意識を地域社会に広めるなど、SDGs達成に向けた社会貢献活動を推進しています。
グローバルな社会課題を解決する方法について議論する国際会議「STI-Gigaku」は、2016年度より本学の学生の運営により、長岡工業高等専門学校などの全国の高等専門学校、企業、長岡市等自治体、ユネスコなどからの賛同と協力を得て毎年開催され、SDGs達成に向けた教育研究の推進と情報の交換、意識向上を図っています。2017年に科学技術振興機構(JST)からサイエンスアゴラ賞を受賞した本学の学生考案の「SDGs教育ゲーム」は、自治体、教育機関、企業等へ無償提供しており、イベントや研修で使用されています。実践的工学教育にSDGsを取り入れた工学教育プログラムは、「技学SDGインスティテュート」として整備され、2018年には、技学SDGインスティテュートが「UNESCO Chair on Engineering Education for Sustainable Development」として日本の工学系大学初のユネスコチェアプログラムに認定を受けました。研究面からも、「長岡水イノベーションハブ」等の中心となり、SDGsに貢献する水資源利活用の理解促進、産学官金一体の技術開発、人材育成にも貢献しています。
国際会議の継続した開催、自治体等と連携した科学技術への理解を高める教育の提供、国内外と連携したSDGs人材育成プログラム構築等の活動は国際的にも高く評価され、2018年に国連本部から国連アカデミック・インパクトのSDGsハブ大学(ゴール9)として任命されました。また、任命を契機にりそなホールディングス及び関西みらいフィナンシャルグループが取り扱う「SDGs推進私募債」の寄附先として指定され、主に新興国からの留学生(SDGプロフェッショナルコース生)に対する奨学金として充てられ、世界的な科学技術レベルの向上にも貢献しています。

本学は、今回の受賞を励みに今後も、SDGs達成に向けた科学技術教育の理解増進と普及啓発を進めて参ります。

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