山口教授とアデリン助教、渡利助教が防災教育チャレンジプランにおいて防災教育特別賞を受賞しました。
更新日:2022年3月3日
技術科学イノベーション専攻 山口 隆司教授とヌル アデリン助教、環境社会基盤工学専攻 渡利 高大助教が防災教育チャレンジプランにおいて、防災教育特別賞を受賞しました。
受賞の対象となったチャレンジプランは「地域レジリエンス力獲得のための防災ワクチンTM教材の開発」です。防災教育特別賞は、防災教育チャレンジプラン実践団体の中で特に秀でたものに贈られます。授賞式は、2月12日に2021年度防災教育チャレンジプラン活動報告会(オンライン開催)において行われました。
【受賞内容の概要】
防災教育チャレンジプランは、全国で取り組まれつつある防災教育の場の拡大や質の向上に役立つ共通の資産をつくることを目的に、新しいチャレンジをサポートするプログラムです。
山口教授、アデリン助教、渡利助教は、令和2年度から東京電力ホールディング株式会社との防災・減災に関する包括連携協定に基づき、新たな防災教育コンテンツの開発を行ってきました。その結果を踏まえ、令和3年度に「防災教育チャレンジプラン」に「地域レジリエンス力獲得のための防災ワクチンTM教材」として採択されました。
今回、今年度に取り組んできた成果として、災害の模擬体験を行うことで自分達の持つ災害対応力を向上させる「防災ワクチン(R)」教材として、産学官連携で水害と電気設備の関係が理解できるブレーカー実験キット等を開発し、その効果の確認と当該教育教材の活用方法について検討してきました。
最終報告会の審査では、
(1)電気ブレーカーキットの実験は、技術系大学ならではの高い技術のもので、独自性の高い取り組みである
(2)実験にあたっては、地元の技術者や防災関係者の協力を得るなど地域の方々を巻き込んで取り組んでいる
(3)天然ダムを模擬したキットでは、実際に小学生と一緒に学習し、小学生から出た生の声を生かし、改良を見出し検討している
という点などが高く評価されました。
表彰を受けるヌル・アデリン助教(右下)、吉澤厚文客員教授(左下)
(2021年度防災教育チャレンジプラン活動報告会にて)
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