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本学の研究成果が長岡まつり大花火大会の会場に設置されます

更新日:2022年7月29日

本学と東京電力ホールディングス株式会社で共同研究を進めている『ウォーターチェンジャー(R)』が、長岡市の地域バイオコミュニティでの実証や、新潟県の「防災産業クラスター形成事業」との連携・支援を受けて、新潟市のユニトライク株式会社より商品化され、長岡まつり大花火大会の会場に2基設置されることになりました。

設置の概要等は以下の通りです。

  1. 設置の概要
    微生物の分解作用を用いた生物処理により水を浄化する「ウォーターチェンジャー(R)」を信濃川左岸席と右岸席にそれぞれ1基を設置し、手洗い用水を確保します。
  2. 商品化及び設置に至る経緯等
    長岡技術科学大学地域防災実践研究センターでは、地域の災害対応力を高めるための研究開発を行っており、長岡市の地域バイオコミュニティでの実証を通して、災害時に生活用水をバイオ処理により供給する装置を開発し、新潟県の防災産業クラスター形成事業でマッチングしたユニトライク株式会社より商品化されました。
    その後、一般財団法人長岡花火財団から、長岡まつり大花火大会の会場の手洗い用水の補充が困難であることを伺い、課題解決に向け様々な機関で検討し、水の循環浄化が可能なウォーターチェンジャー(R)2基の設置に至りました。
  3. 装置「ウォーターチェンジャー(R)」の概要
    循環水量:毎分4~6リットルの水を浄化・循環させ、手洗い用水を確保します。※飲料水ではございません。
    特  徴:
    (1)手洗い用水は水保有量が限定されるが、これを再生・循環利用可能とする水供給インフラの開発
    (2)手洗い用水は、蛇口に触ることなく、流水の状態で使用可能(非接触、コロナ対策)
    (3)SDGsに配慮し、浄化反応塔(バイオキャッチャー(R))の有用微生物単体を自然由来素材(ヤシガラマット)にすることで、使用後の担体を肥料等として、バイオ・サーキュラー型の利用が可能
    (4)殺菌用のオゾン発生装置を併用(コロナ対策としては別途消毒液が準備されています。)

 
7月27日 設置作業:準備、調整しています。

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