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羽山徹彩教授がOutstanding Paper Awardを受賞しました。

更新日:2022年12月6日

情報・経営システム系 羽山徹彩教授が、国際会議The 17th International Conference on Knowledge, Information and Creativity Support Systems(KICSS 2022)においてOutstanding Paper Awardを受賞しました。
KICSS 2022は、知識科学、情報システム、システム科学、創造性支援システムに関する分野における国際的な研究者間における技術と知識の交流を図ることを目的とした国際会議です。
同会議は、知識工学や知識科学、情報技術、創造性支援システム、複雑系モデリングの分野において幅広い研究トピックを取り上げています。
本賞は、投稿論文のうち査読結果が優れている論文に対して授与されます。
表彰式は11月25日に京都大学において行われました。

【受賞内容の概要】

情報推薦システムは既に実用的で有用な技術ですが、その商業的な情報推薦システムの設計ガイドラインについてはほとんど分かっていません。その理由として、サービス提供者側でしか、その調査研究ができず、事例がほとんどないためです。本研究では、実運用されている酒レビューサイト「サケアイ」で、ユーザごとに異なる推薦アルゴリズムを割り当てることで、調査期間中のシステム履歴をもとに各推薦アルゴリズムの効果を調査しました。その結果として、個人的嗜好と有名度が影響する対象(酒銘柄)に対し、直近で得られた学習データを利用した場合には、アソシエーション分析が有用な推薦アルゴリズムであることがわかりました。

なお、酒レビューサイト「サケアイ」(外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。https://sakeai.co.jp/)は、著者のひとりの新山大地氏が本学に在籍中に起業しました。

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