文部科学省では、科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者を「科学技術分野の文部科学大臣表彰」として顕彰しており、技術科学イノベーション系　姫野　修司准教授の「高性能低コストバイオガス発電システムの開発」の実績が認められ受賞となりました。

表彰式は4月19日（水曜）にオンラインでのライブ配信（視聴）及び各賞・各部門の受賞代表者の出席によるハイブリッド方式で行われる予定です。

【受賞内容の概要】
対象となった「高性能低コストバイオガス発電システムの開発」は、消化ガスから燃料ガスのメタンを純度90％以上、発電に不要なCO2を純度99%以上で分離可能な革新的な分離膜を用いた消化ガス精製技術と、メタン純度70～100%の範囲で高効率発電が可能な小型ガスエンジン発電機を組み合わせることで、低コスト消化ガス発電による再生可能エネルギー生産とCO2削減効果を両立するシステムを開発したものです。

本成果は、日本で多くを占める中･小規模のバイオガス発生施設での再生可能エネルギーの生産と、分離回収した高純度CO2を再利用することによる地域への低炭素・脱炭素技術の導入に寄与しています。