機械系 横田和哉 助教が、日本機械学会 環境工学部門 優秀講演論文表彰を受賞しました。受賞の対象となった論文は「Development of an acoustic analysis method using physics-informed neural network」です。本賞は、日本機械学会 環境工学部門主催の研究発表会において、優秀と認められた講演論文に対し贈られます。授賞式は、7月18日に日本機械学会 環境工学総合シンポジウム2024（高野山大学）において行われました。

【受賞内容の概要】

本研究は、次世代の数値シミュレーション技術として注目される、物理法則に基づくニューラルネットワーク(Physics-Informed Neural Networks, PINNs)を用いた音響解析手法の開発に関する研究です。本論文では、波動方程式に基づきニューラルネットワークを設計することで、高い精度で音響解析が可能であることを示しました。本成果は、楽器やスピーカーの最適設計など、様々な音響逆問題への新しいアプローチとして発展が期待されます。