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高等専門学校及び技術科学大学図書館情報交流集会を開催しました

更新日:2024年8月27日

8月19 日(月曜)、20日(火曜)の二日間にわたり、国立高等専門学校機構本部との共催で「令和6年度高等専門学校及び技術科学大学図書館情報交流集会」を一橋講堂(神保町)にて開催しました。全国の高専が一同に会する情報交流集会としては、実に5年ぶり22回目の開催となり、今回から開催場所を長岡の本学より東京に移しましたが、両日あわせて51高専、のべ210名の参加(オンライン参加含む)がありました。

1日目は、文部科学省科学技術・学術政策研究所の林和弘室長による「オープンアクセス政策・義務化の背景と狙い」と題した基調講演のほか、国立情報学研究所(NII)による機関リポジトリの導入および構築手段の一つとしてJAIRO Cloud(ジャイロクラウド)についての説明が行われました。2日目は、エルゼビア・ジャパンよりオープンアクセス(OA)の概況と、OA化を促進する転換契約の内容について説明がありました。つづいて、高専機構本部・研究推進課須田専門員から、転換契約についての事前調査に関する報告と情報共有がされると、参加した高専担当者からは、今後の具体的な進め方や、高専機構と各高専の連携体制についてなど、幅広く活発な意見交換がなされました。

最後に、本学総合情報課から、書誌調整作業の変更点と、開催前に取り纏めた他高専への承合事項について情報共有を行いました。各高専とも研究活動のバックアップはもちろんのこと、そもそも図書に関心のない学生や図書館を利用しない学生にどう興味を持ってもらうかといった利用促進活動を行っており、そのユーモアある取り組みの一部が紹介されました。

今回の交流集会では、昨今の学術情報流通における動向と全体像を学び、またその流れの一つとしてOA化への対応について具体的な方法を模索するとともに、高専図書館としての、より利用者目線に立った図書館サービスについても具体的なアイデアが広がる、実り多い時間となったようです。