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学部卒業式・大学院修了式(令和6年8月)を挙行しました

更新日:2024年8月30日

8月26日(月曜)、本学A講義室において学部卒業式・大学院修了式(令和6年8月)を挙行しました。
卒業者・修了者は、学部7名、大学院修士課程20名、大学院博士後期課程5名でした。

また、学生表彰も併せて行われ、学業の成績優秀者1名に、鎌土学長から表彰状及び記念品が贈られました。

なお、学長の告辞は次のとおりです。

本日ここに学士7名、修士20名、博士5名の学位を授与された皆さん、誠におめでとうございます。皆さんの長年の研鑽と、その成果に敬意を表し、心からお祝い申し上げます。併せて、皆さんを献身的に支え、見守ってこられたご家族の皆様方に心より御礼とお祝いを申し上げます。

留学生の皆さんは故国を遠く離れ、言語や文化の異なる環境に身を置き、学習や研究活動、あるいは日常の暮らしにおいても様々な苦労があったことと思います。幾多の苦難を乗り越え、今日の日を迎えられましたあなた方は、私たち教職員の誇りです。

また、その中で、多様な価値観を受入れ、助け合い、認め合いながら、苦楽を共にした多くの仲間は、これからの人生においてかけがえのない財産となります。それらはここ長岡で過ごした日々と共に皆さんの糧となり、新たなスタートへ向けて、力強く第一歩を踏み出す後押しとなることでしょう。

皆さんは本学で、長期に渡る実務訓練、或いは現場の課題解決に向けた産業界等との共同研究を実践し、現場での学びを通して「考え出す力」を育んできました。そのことに大きな自信と誇りをもって、新しい世界に挑戦し、新たな価値や文化を創造し、持続可能な未来社会を切り拓く指導的技術者、研究者として前に進んでいってもらいたいと思います。

さて、これから皆さんが活躍する社会は、急速に変化し続けています。技術の進歩やDX化、グローバル化がめまぐるしく発展する一方で、多様性の尊重が求められる社会です。その中でも大きな変化の一つが、持続可能な未来を築くための取り組み、すなわちSustainability Transformation(サスティナビリティ・トランスフォーメーション)、通称SXです。これからは気候変動や資源の枯渇、感染症の流行といった不確実性の高い課題に対して、我々は一丸となって取り組むことになります。皆さんはこのような社会の動きや新たな技術を理解し、これまでの常識や慣習に囚われず、アジャイルに対応することが求められます。幾多の苦難を実践的能力と創造的能力で乗り越えた皆さんであれば、これまでの経験を糧に大いに活躍出来ると信じています。

本学では従来から「持続可能な発展」を強く意識し、産業界との共同研究を通じた研究開発成果の社会実装をはじめ、SDGsを取り入れた工学教育プログラムの整備、それらの成果をグローバルに情報発信する等、ゴール9のハブ大学として持続可能な世界の実現に向けた取り組みを積極的に行ってきました。2023年からは6カ国10機関及び1海外企業から構成される「技学SDGネットワーク」がユニツインネットワークに認定を受けるなど、引き続き高い評価を得ています。

さて、本学は令和8年10月に開学50周年を迎えます。これからも皆さんが誇りに思える大学であるよう努力を続けてまいりますので、卒業・修了された後も同窓生として、見守っていてください。

最後に、本日卒業・修了し、社会に羽ばたかれる皆さんが、高い志・勇気を持ち、未踏領域・未踏分野に果敢に挑戦され、新たなステージで光り輝くことを心から願っております。皆さんの前途に幸多からんことを祈念し、お祝いの言葉といたします。

卒業生・修了生の皆さん、まことにおめでとうございます。

Your brilliant achievement today is remarkable.

May all your dreams come true. Good luck and congratulations.

(和訳)今日という日を迎えたあなたたちの努力は素晴らしい。あなたたちの夢が全て叶いますように。健闘を祈る。おめでとう。

令和6年8月26日

長岡岡技術科学大学長 鎌土 重晴