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杉原幸信助教と上村靖司教授が寒地技術賞(学術部門)を受賞しました

更新日:2024年12月12日

機械系 杉原幸信助教と上村靖司教授(共同研究者:渡邉香歩,岩崎伸一,荒川涼,町田敬(敬称略))が、一般社団法人北海道開発技術センターより、寒地技術賞(学術部門)を授与されました。受賞の対象となった論文は、杉原助教らが第39回寒地技術シンポジウムにおいて発表した「中分雪堤の内部滑り型崩壊の観測と検証」です。

「寒地技術賞」は、我が国、特に積雪寒冷地における寒地技術の向上に著しく業績のあった個人、団体に、一般社団法人北海道開発技術センターより寒地技術賞を贈り表彰するもので、1986年に第1回の寒地技術賞として1985年の第1回寒地技術シンポジウムの発表論文から選考されました。表彰の対象となる業績は、次の5部門に分かれています。
(1)学術部門:寒地技術に関する基礎的な部門で成果をあげた学術研究
(2)計画部門:寒地技術に関して、将来に重要な示唆を与える計画研究
(3)産業部門:産業経済発展に役立つ実用的研究、あるいは企業研究
(4)地域振興部門:快適な生活空間の創造や広く地域の振興に貢献した活動
(5)地域貢献部門:地域に根ざした活動の展開、あるいは生活の質的向上に貢献した活動

今回の受賞は、2023年に開催された第39回寒地技術シンポジウムにおいて、杉原助教らが発表した論文「中分雪堤の内部滑り型崩壊の観測と検証」が、寒地技術に関する基礎的な部門で成果をあげたと評価されました。2024年11月26日に開催された第40回寒地技術シンポジウム 寒地技術賞表彰式において授与されました。

【受賞内容の概要】

題目:中分雪堤の内部滑り型崩壊の観測と検証
著者:杉原幸信1,渡邉香歩2,上村靖司1,岩崎伸一3,荒川涼3,町田敬4
所属:1長岡技術科学大学 技学研究院 機械系,2長岡技術科学大学大学院 機械創造工学専攻,3株式会社ネクスコ・エンジニアリング新潟,4町田建設株式会社
内容:関越自動車道(水上ICから小千谷ICの間)の中央分離帯には自然降雪と道路除排雪によって背の高い雪堤(雪壁とも呼ばれる)が形成されます。本研究では、関越自動車道 湯沢IC付近で発生した中央分離帯での雪堤崩壊を実地踏査し、積雪のせん断強度の観点から崩壊の原因を検討しました。