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量子・原子力統合工学分野
> 1. 放射化学研究室
教職員名索引
キーワード索引
1
放射化学研究室
教授/
鈴木 達也
助教/
松本 義伸
助教/
大沢 直樹
原子力化学
核種分離・分析
同位体科学
鈴木 達也 先生
鈴木教授は、核・放射化学の専門家で、使用済み核燃料や放射性廃棄物の管理における同位体・核種分離を研究されています。多忙ながらも学生の質問に丁寧に対応し、学生思いの指導教員として尽力されています。
研究内容
当研究室では、同位体分離と核種分離を中心に研究しています。化学反応における同位体効果を解明し、核関連分野での同位体分離技術を開発しています。特に、Tc-99m/Mo-99ジェネレーターや、α線治療用Ac-225の生成法を確立しました。また、使用済み核燃料や福島事故由来の核デブリから放射性核分裂生成物(FP)やマイナーアクチニド(MA)の分離を行っています。最終的に、FPとMAを効率的に分離し、放射性廃棄物の環境負荷を低減し、安全で持続可能な核燃料サイクルの確立に貢献することを目指しています。
研究室について
私たちの研究室では、各学生のスケジュールに基づいて研究が構成されています。これには、文献調査、実験計画の設計、具体的な実験手順、データ分析、報告書作成が含まれます。また、学生は日本原子力研究開発機構(JAEA)などの産業パートナーや組織との共同プロジェクトに参加する機会も豊富にあります。国際色豊かな学生構成のため、英語力は自然とこの学術環境を通じて向上します。
修論・卒論テーマ
(博)ウラン酸化物を含有する難溶性物質の化学分析のための熱化学転換に関する基礎的研究
(修)塩酸溶液での希土類元素のHDEHP含浸樹脂への吸着挙動
(修)核燃料物質含有物の分析のための架橋ポリビニルピロリドンによるアクチノイド分離
(修)水熱化学を用いた高温ガス炉TRISO燃料の脱被覆のための基礎研究
(修)燃料デブリ中のホウ素測定のための炭化ホウ素同位体比測定及び標準試料開発
博士後期課程
修了者数
5
名
こんな研究機関、企業に就職しました
日立製作所(株)
マコー(株)
日本原燃(株)
東電設計(株)
東京電力(株)
日本原子力発電(株)
日本原子力研究開発機構(国研)
千代田テクノル(株)
博士後期課程先端工学専攻 エネルギー工学分野 胡湘榕(南華大学 出身)