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岩橋政宏教授と原川良介准教授が令和6年度科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞(科学技術振興部門)を受賞しました

更新日:2024年4月9日

文部科学省では、科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者を「科学技術分野の文部科学大臣表彰」として顕彰しており、電気電子情報系 岩橋 政宏教授と原川良介准教授の「マルチモーダル信号処理の研究に基づく産学地域連携への貢献」の実績が認められ受賞となりました。表彰式は4月17日(水曜)に文部科学省講堂において行われる予定です。

【受賞内容の概要】

複雑化する社会・経済的な課題を解決するには、異分野間のデータ共有が重要です。しかしながら、データそのものだけを共有したとしても、産学地域連携による価値創出は困難です。

本活動では、実社会で観測される様々なデータ(画像、テキスト、ユーザの行動ログ等)を統合できる独自なマルチモーダル信号処理技術を提案し、有益情報を抽出可能としました。抽出された有益情報を媒介とすることで、異分野コミュニケーションを可能とし、企業・自治体・地域住民等との連携を実現しました。

本活動により、防災・土木・製造等の多岐にわたる分野に応用できるAI(人工知能)システムの振興に貢献しました。企業等と協働することで、地域河川の水害対策システム、道路の区画線の画像診断システム、カトラリーの自動研磨システムを開発し、さらに、地域企業の技術者に対するAI教育支援を行っています。このようにして本活動は、河川監視のプラットフォーム整備、インフラメンテナンスの効率化、職人の熟練技能の継承、社会人のリスキリングなどの社会・経済的な課題の解決に寄与しています。