学生が書いた 研究室ガイドブック 2026長岡技術科学大学

前のページ 次のページ
22

データシーケンス構造研究室

准教授/眞田 亜紀子
  • グラフ理論を基盤にネットワーク構造を解析
  • 符号理論を数学的に探究し、特性を解明
  • データストレージの理論的最適化を研究

眞田 亜紀子 先生
先生は学生の自主性を尊重しながらも、必要なときには親身に相談に乗ってくれる頼れる存在です。ゼミ以外でも、希望すれば時間をとって丁寧にアドバイスをしてくれます。学生の関心に寄り添った指導が特徴です。

研究内容

本研究室では、グラフ理論を基盤に、ネットワークトポロジー、符号理論に関する理論的研究を行っています。グラフ理論は、複雑な構造を数学的に表現し、最適な特性や動作を解析するための手法です。ネットワークトポロジーでは、ネットワークの構造を数学的に分析し、効率や耐障害性に関する理論的理解を深めます。符号理論では、誤り訂正符号をグラフとして捉え、特性を解析します。理論的な側面に重点を置き、数学的な枠組みを探究することを主な目的としています。

研究室について

本研究室にはコアタイムはなく、学生はそれぞれのペースで研究を進めています。分野ごとのゼミでは教員に向けて研究の進捗を報告し、全員が集まるゼミではプレゼン形式で成果を発表します。これにより、専門的な指導を受ける機会と、異なる分野の研究を知る機会を得られます。教員はゼミ以外でも相談の機会を快く設けてくれるため、困ったときにはすぐにサポートを受けることができます。個々の研究を尊重しつつも、発表や議論を通じて互いに刺激し合える、バランスの取れた研究環境が特徴です。

修論・卒論テーマ

  • (修)マルコフ連鎖を基にした歩行者交通分布の再現モデルの構築とその評価
  • (修)遺伝的アルゴリズムを応用したFM音源による音の再現法の提案
  • (修)隣接行列を用いた連長制約の最大符号化率の導出とPeriodic-Finite-Type Shiftへの応用

博士後期課程
修了者数

0

こんな研究機関、企業に就職しました

  • 株式会社コナミアミューズメント
  • 日本航空電子工業株式会社
工学専攻 電気電子情報工学分野 小原 大河(明石高専 出身)