学生が書いた 研究室ガイドブック 2022

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物質材料工学 課程・専攻

有機反応設計研究室

教授/前川 博史  助教/張 田原  技術職員/河原 夏江

教授前川 博史

研究者総覧 長岡技術科学大学 研究者総覧
J-GLOBAL

助教張 田原

研究者総覧 長岡技術科学大学 研究者総覧
J-GLOBAL

技術職員河原 夏江

研究者総覧 長岡技術科学大学 研究者総覧
  • 環境に配慮した反応の開拓から合成プロセス革命へ
  • 有機合成は物質のパズル!
  • 夢と知力で化学しよう!

うちの先生

前川 博史 先生
前川先生は学生とのコミュニケーションを大切にされており、時に気さくに、時に厳しく学生を指導してくださいます。先生が話してくださる化学の知識や研究の心構えは、研究を進める上で大きな助けになっています。

研究内容

既存の合成法を駆使すれば大抵の物質を合成できますが、現代は有害物質や過剰な試薬を用いず、廃液や廃棄物の少ない最先端の合成反応が求められます。本研究室では高い還元力を有し、毒性が低い金属マグネシウムを還元剤として、高い選択性、簡便性や環境保全性を特徴とする新有機合成反応の設計と開発を行っています。この反応は、求電子性炭素を求核性に変えることで、教科書では目にしない組み合わせの反応を可能にし、機能性材料およびその中間体合成の反応段階を大幅に削減して合成化学に大きく貢献しています。

金属Mgを用いた還元反応の様子。新しい反応を開発し、最適な反応条件を見つけます。

研究室の一日

私たちの研究室では、コアタイムがないため各自でスケジュールを立てて、自主的に動くことが大切です。また、月に一回研究報告会を行っており、各自のテーマの進捗や内容も全員が把握するようにしています。また、毎週最新の論文を紹介する雑誌会と有機合成に関わるトピックをまとめて発表する反応ゼミを行い、学生の有機合成に関する知見を深めています。研究室は学生の仲が良く、親睦は深めやすいです。また研究に行き詰った際、相談しやすい環境であるため、研究は進めやすいと思います。

ガスクロマトグラフ飛行時間質量分析計。合成した化合物は自分で測定機器を用いてその構造を決定します。

修論・卒論テーマ

  • (修)2位にカルボニル基を有するベンゾフラン類のマグネシウム還元シリル化反応
  • (修)脱離基を有する桂皮酸エチル類のマグネシウム還元二重炭素-炭素結合形成反応
  • (修)エステルのβ位に脱離基を有する脂肪族共役エステルとアクリル酸メチルのマグネシウム還元カップリング反応
  • (修)脱離基を有するスチレンのマグネシウム還元シリル化反応
  • (修)アルケン炭素に脱離基を有するスチルベンのマグネシウム還元シリル化反応

博士後期課程
修了者数

10

こんな研究機関、企業に就職しました

  • ニッペコ
  • 大阪ガスケミカル
  • 保土谷化学工業
  • 東レ
  • 朋和産業
  • アイビー化粧品
  • 北越コーポレーション
  • 共栄社化学
  • オーシカ
  • 陸上自衛隊
物質材料工学専攻 中野 悠作(茨城高専 出身)