学生が書いた 研究室ガイドブック 2024長岡技術科学大学

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生物材料工学研究室

准教授/桑原 敬司  技術職員/近藤 みずき

准教授桑原 敬司

研究者総覧 長岡技術科学大学 研究者総覧
J-GLOBAL

技術職員近藤 みずき

研究者総覧 長岡技術科学大学 研究者総覧
  • 生物素材をつなぐ
  • 生物の機能で測る、機能を測る
  • 人間らしく健康的な研究生活を!

桑原 敬司准 先生・近藤 みずき 先生
桑原先生はとても親しみやすい性格で、よく笑います。研究のこともそれ以外のことも気軽に相談でき、学生一人ひとりと真摯に向き合ってくださります。近藤先生は、幅広い分析機器の知識で研究をサポートしてくださる心強い存在です。

研究内容

私たちは、主に生体分子を電気化学的に検出するバイオセンサを研究しています。電気化学センサは、非破壊かつ迅速に標的物質を検出できることから注目を集めています。電気化学センサは、生体分子の電極基板上への固定法や、生体物質の機能によって得られた情報を電気信号に変換する手法によって性能が大きく変化します。つまり、生物素材と有機・無機材料をいかにつなぎ、センサとして機能させるかが私たちの研究の主題となります。

三電極式の電気化学センサ。新しい検出方式のセンサの開発にも取り組んでいます。

研究室について

私たちの研究室では「人間らしく健康的な生活」をモットーに、日々研究に取り組んでいます。多くの学生は、日中は研究に集中し、夜はしっかり休息をとることで、健康的な生活を送っています。明確なコアタイムはないため、予定を上手く管理することで、研究だけでなく趣味やサークル活動の時間を確保することもできます。毎週行われるゼミでは、研究の進捗状況を報告します。学年や年齢に関係なく積極的に意見を言い合える雰囲気を大切にしています。そのため、普段から学年や年齢を問わず学生同士の仲も良いです。

学生居室の様子。部屋の真ん中にある大きなテーブルを囲んで、よく皆で話をします。

修論・卒論テーマ

  • (卒)パルスドアンペロメトリを用いたSphingobium sp. SYK-6株によるプロトカテク酸取り込み速度の測定
  • (卒)キトサンの電着を利用した電極基板上への炭素微粒子固定法の検討
  • (修)多検体高速検出を指向したバイポーラ電気化学に基づく走査型バイオセンサの作製
  • (修)電気化学測定に基づいたSphingobium sp. SYK-6株によるリグニン由来単環芳香族化合物取り込み速度の評価
  • (修)芳香族チオール単分子層を利用したバイオセンサー電極基板の安定性評価

博士後期課程
修了者数

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こんな研究機関、企業に就職しました

  • (株)ナカボーテック
  • 富士システムズ(株)
  • 川重冷熱工業(株)
  • 田中貴金属工業(株)
  • 東洋濾紙(株)
  • 東京電機産業(株)
  • (株)東陽理化学研究所
先端工学専攻 社会環境・生物機能工学分野 栩木 有理沙(神戸高専 出身)