学生が書いた 研究室ガイドブック 2024長岡技術科学大学

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生体運動研究室

教授/本多 元  准教授/藤原 郁子

教授本多 元

研究者総覧 長岡技術科学大学 研究者総覧
J-GLOBAL

准教授藤原 郁子

研究者総覧 長岡技術科学大学 研究者総覧
J-GLOBAL
  • 筋肉の運動を分子レベルで捉える
  • 新規バイオデバイスの開発
  • 自由に実験計画を立てられる

本多 元 先生・藤原 郁子 先生
本多先生も藤原先生も、優しく明るい先生です。1日に1度は学生の居室に顔を出してくださります。質問に対して非常に丁寧に答えてくださり、また、場合によっては直接実験を横で見て頂き、分からない点を適宜質問することもできます。

研究内容

生体内では、さまざまな運動が起きています。例えば、筋肉の収縮はサルコメアという小さいけれど複雑な構造に含まれる2つの要素「ミオシン線維とアクチン線維」が滑りあって生じます。特にアクチン線維は、細胞が形を保ち、前進し、分裂する際にも必要です。
本研究室では、これらの運動を人為的に再現し、蛍光顕微鏡観察動画の解析により運動メカニズムを解明しています。企業とも共同研究をしており、筋収縮を生体外で再現する技術を応用することで、がんセンサーなどのバイオデバイスの開発に挑戦しています。

蛍光標識したアクチン線維を観察できる蛍光顕微鏡

研究室について

私たちの研究室にはコアタイムがありません。そのため、実験を日中に行うことも、逆に夜中に行うことも自由です。ただし、コアタイムという制約が無いため、学生自身の自主性が何よりも大事となります。コアタイムが無いため、実験計画は自由に立てられますが、実際に計画し実行するのは学生自身だからです。
研究室の雰囲気は明るく、息抜きにお喋りを楽しむこともあります。また、先生や先輩方は優しく、些細な質問であっても丁寧に答えてくださります。

実験中の風景

修論・卒論テーマ

  • (修)アクチン線維の長さと水晶振動子微量天秤法による周波数シフト
  • (修)In vitro で滑り運動するF-アクチンの協同的構造変化の伝播
  • (修)真菌毒サイトカラシンDはアクチン線維を切断する

博士後期課程
修了者数

5

こんな研究機関、企業に就職しました

  • (株)ブルボン
  • 富士通(株)
  • 越後製菓(株)
  • フジパン(株)
  • 北陸ガス(株)
  • 新潟県信用農業協同連合会
  • 長岡市
  • 小柳建設(株)
  • 荏原実業(株)
工学専攻 物質生物工学分野 髙橋 晏衣(新居浜高専 出身)