生体内では、さまざまな運動が起きています。例えば、筋肉の収縮はサルコメアという小さいけれど複雑な構造に含まれる2つの要素「ミオシン線維とアクチン線維」が滑りあって生じます。特にアクチン線維は、細胞が形を保ち、前進し、分裂する際にも必要です。
本研究室では、これらの運動を人為的に再現し、蛍光顕微鏡観察動画の解析により運動メカニズムを解明しています。企業とも共同研究をしており、筋収縮を生体外で再現する技術を応用することで、がんセンサーなどのバイオデバイスの開発に挑戦しています。

蛍光標識したアクチン線維を観察できる蛍光顕微鏡