環境変化や未知の状況に対する生物の新奇な振る舞いを引き出し、そこから逆説的に通常状態を理解することを目指して実験的・理論的研究を行っています。研究室ではおもに、人の身体認識や空間知覚といった全体性が本質的に分離困難な様々な感覚からどのように生じるのかといったテーマで研究をしています。特に私は身体所有感が変容したときの心理学的・生理学的計測を行っています。人を対象とした様々な実験を生み出し、生命と世界の関わり=インタフェースをうかがい知る手段として用いることで、工学的な意味でのインタフェース概念を拡張しています。

人を対象にした認知実験