学生が書いた 研究室ガイドブック 2026長岡技術科学大学

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理論生命科学研究室

准教授/西山 雄大
  • 生命システムがみせる創発を理解する
  • 多感覚刺激が未知の意識や行動を引き起こす
  • 群れの動きのメカニズムとしての相互予期

西山 雄大 先生
西山先生はマイペースで気さくな方です。研究に限らず、分からないことや悩みがある場合は、個別に話し合う時間を設け、熱心に指導や相談に乗ってくれます。適切なアドバイスを得ることができるため、非常に頼もしい存在です。

研究内容

メンバーの多くはヒトを対象にした認知実験を実施しています。VRユーザに外力を提示することで、多感覚刺激がどのようにして未知の主観的体験を生むかに取り組みます。多感覚刺激を操作により身体的な自己認識を変えることができ、意識の理解やVRシステムの応用に結びつきます。また、生物の集団行動や適応的行動に関する実験や理論的研究に取り組んでいます。どの研究も生命と世界との関わり=インターフェースをうかがい知る手段であり、工学的な意味でのインターフェース概念を拡張するのに寄与するものです。

牽引による外力提示VRシステム

研究室について

西山研では各自が自由に研究を進めており、コアタイムは特にありません。3年生は計測・分析手法のトレーニングを行います。4年生以上はミーティングに参加し、持ち回りで論文紹介を担当します。研究活動については、興味関心があるテーマについて、先生と話し合いを重ねながら決めることができます。自身の研究が決まれば、メンバーと協力しながら進め、週1の進捗報告で向上させていくことができます。

相互予期モデルで群れの動きをシミュレート

修論・卒論テーマ

  • (修)不確実な多感覚刺激の身体認識への影響
  • (修)歩行時の視覚と慣性力のずれへの適応が歩行動作と心理的リアリティに与える影響
  • (修)非同期調整セルオートマトンを利用したリザバー計算のMNISTデータセットへの適用

博士後期課程
修了者数

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こんな研究機関、企業に就職しました

  • 四国電力(株)
  • 三井物産セキュアディレクション(株)
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  • コルグ(株)
  • SATORI(株)
  • コアコンセプト・テクノロジー(株)
  • セイコーエプソン(株)
  • メビウス(株)
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工学専攻 情報・経営システム工学分野 伊藤 祐哉(茨城高専 出身)