学生が書いた 研究室ガイドブック 2026長岡技術科学大学

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プラズマ力学研究室

教授/菊池 崇志  技術職員/田中 徹
  • 夢のエネルギー源「核融合発電」の実現を目指して!~高温・高密度状態への挑戦~
  • 核融合反応を閉じ込めろ!~耐熱・耐中性子材料の検討~
  • とことんプラズマ!~次世代エネルギーから材料、医療まで~

菊池 崇志 先生
菊池先生は多忙な中でも時間を割き、毎週1対1のミーティングを設けて親身に相談に乗り、個々に合った方法を提案してくれます。先生自身も技大出身であることから、学生の感覚を理解してくれているので、安心して頼れる先生です。

研究内容

宇宙を構成する物質の99%はプラズマ状態であるといわれており、太陽や雷、オーロラといった形で存在しています。本研究室では核融合発電に向けたプラズマの物性の測定や数値シミュレーション、パルスパワーを用いた極限状態の生成と測定、宇宙空間を推進するために用いるプラズマ、医療に使われるプラズマ技術、プラズマを用いた加工技術や材料開発、放射線の生物に対する影響など「作ることのできないプラズマはない」を目指して基礎から応用まで幅広い研究を行っています。

実験装置を組み立てている様子

研究室について

本研究室は3人の教員と40名程度の学生が所属しています。各教員から視点の異なるアドバイスをもらえるので視野を広げながら研究を進めることができます。本研究室はコアタイムがないので自分に合った時間帯で研究を行うっことができるのも魅力の一つです。また、学生の居室が3つあるので研究班や先輩、後輩の近くなど自分の好きな居室を選ぶことができます。研究活動以外にもフットサルなどの研究室対抗のスポーツ大会や、長岡花火などの季節行事、忘年会など研究室のメンバーとの交流の機会も多いのが特徴です。

研究室対抗のフットサル大会

修論・卒論テーマ

  • (修)パルス通電加熱による発泡金属のWarm Dense Matter状態の発光に関する研究
  • (修)核融合標的材料の物性評価に向けた投入エネルギー測定のための電圧測定系の検討
  • (修)パルス大強度相対論的電子ビームによるシロイヌナズナ種子への放射線影響の検討
  • (修)レーザーイオン源用ECRチャージブリーダーによるレーザー生成プラズマへの影響
  • (卒)パルスMHD加速を利用したプラズマ排出に向けた磁場中の荷電粒子軌道の数値解析

博士後期課程
修了者数

5

こんな研究機関、企業に就職しました

  • 原燃輸送(株)
  • 鹿島建設(株)
  • ダイヘン(株)
  • 東京エレクトロン(株)
  • (株)IHI
  • 能美防災(株)
  • 三菱ケミカルエンジニアリング(株)
  • 三菱電機(株)
  • 東芝プラントシステム(株)
  • 東京電力(株)
  • 東北電力(株)
  • 北陸電力(株)
  • 日本原子力発電(株)
  • (株)東光高岳
  • YKK(株)
  • J-POWER電源開発(株)
  • (一社)原子力安全推進協会
  • 浜松ホトニクス(株)
工学専攻 量子・原子力統合工学分野 馬塲 悠希(群馬高専 出身)