学生が書いた 研究室ガイドブック 2026長岡技術科学大学

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原子力社会工学研究室

准教授/大場 恭子
  • 興味から自分らしい研究に!
  • 先入観にとらわれず「なぜ?」「どうして?」を大切に!
  • 百聞は一見に如かず。実際に自分の目で確かめよう!

大場 恭子 先生
原子力の抱える社会的問題に対する知識と経験が豊富な先生です。自主性を尊重し、学生のやりたいことを全力でサポートしてくださいます。アクティブでユーモアにあふれた先生で、研究室はいつも明るい雰囲気です。

研究内容

私たちは、従来の工学ではあまり注目されてこなかった「技術のもつ社会科学的側面」に着目し、研究を行っています。最近では、原発再稼働問題や高レベル放射性廃棄物処分場問題が政治的問題として取り上げられています。また,リスクや安全の考え方、防災体制の構築、組織文化の問題など、原子力技術だけでは解決できない問題が多くあります。科学技術がより社会に貢献するためには、技術を利用する人や社会に着目した取り組みが必要不可欠です。本研究室では幅広い視野を持って、原子力問題の解決を目指しています。

原子力技術にかかわる社会科学的側面の研究イメージ

研究室について

それぞれが興味のあるテーマについて主体的に取り組んでいます。定期的にミーティングを行い、進捗報告や今後の方針の検討をします。研究の話だけでなく、講義等で考えたことや時事問題についてディスカッションすることも多いです。現場を見学したり、当事者の方からお話を伺ったりする機会が多いので、様々な意見に触れることができます。また、原子力の社会学的な問題について、学生に自分事として捉え、学び・考え・議論してもらう討論フォーラムや、小学校での出前講座など、イベントも豊富で刺激をもらえます。

ミーティングの様子

修論・卒論テーマ

  • (修)原子力発電所事故被災地における復興イベントの意義~福島県南相馬市の音楽イベントを通じて~

博士後期課程
修了者数

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こんな研究機関、企業に就職しました

  • 新潟県庁
工学専攻 量子・原子力統合工学分野 川瀨 里緒(溪泉学園多治見西高等学校 出身)