わたしたちは、従来の工学ではあまり重視されてこなかった「技術のもつ社会科学的側面」に注目しています。原子力技術は、技術そのものの賛成や反対があり、またそれらが政治的な問題となっています。さらに、リスクや安全の考え方や伝え方、防災体制の構築、技術の担い手となる人や組織の資質や文化といった問題を抱えています。すなわち、技術が社会貢献をするには、技術力の向上だけではない社会科学的な視点をもった検討や取り組みが必要です。本研究室では、幅広い視野で、これらの問題の解決を目指しています。

さまざまな視点からのアプローチで行う原子力技術にかかわる社会的側面の研究